相変わらず抜けない、スーパーでの卵割れチェック。
『アメリカのスーパーで売られている卵は、割れていると思え』
を日常としてきたので、紙パックで中が見えないアメリカの卵を買う時は、一旦フタを開け、割れていないかを確認し、片手でパックの下を「Don't think Feel it」の精神でスーッと指でなでて、濡れていないかをチェック、ほんで、だいたい
割れてんがな
とフィールしまくって突っ込むことに。ホンマにもう~とその下にあるケースのフタをあけて
オマエもか
とテンドンを喰らう。卵コーナーとは滞在時間の長い名物コーナーだったのだ。
その癖が今日本にいながらも、なかなかどうして、抜けない。する必要がないと分かっていながらも棚から卵を取る際、透明のパックを上から見てチェック、さらにケースを持ち上げて底からのヒビチェックをするのだ。ほんでひと言
うわぁ、今日も割れてへん
目下割れてない率100%の12個の卵に、いつも、新鮮に驚き、感動。ものの数秒で通り抜けるエッグゾーンの虜である。
これが日々、まだアメリカ引っさげて生活してるなぁ、と強く感じていた所だったのだが、昨日、もう一個、やってもうたのである。
昨日は久しぶりに梅田へ出かけた。数時間で用事を済ませ、帰りの電車に乗り込んで座った時のことである。太ももあたりに「四角」を感じたのである。服の上から、その四角の一辺を指でなぞってみると、思てるよりも長く、ぐぐっと横に押してみると、その下にもう一つ似たようなモンが
オマエも上の四角の一味か
とスライドさせてカタチをチェック。やっぱり四角。
値札、タグを切っていなかったのだ。これ、ただの切り忘れ、ではなく、理由があってもうたのだ。
アメリカ返品大国。今日だけのパーティ用に、とかなら、タグをつけたままドレスやバッグなどさくっと使用し、そのまま返品するなんてこと、もはや普通、呼吸と一緒。
自分はそれをするってことはなかったが、家で着てみて、やっぱちゃうな、とか2,3日後に似たような、でももっとドンピシャな服を見つけた時に、「あ、じゃ前に買うたヤツ返そ」が出来てしまうので、タグは取り敢えず1週間ほど切らずにクローゼットにかけて待つという『本妻見極めウィーク』が習慣となってもうてたのである。
日本ではそんなこと、昔に比べてできる店も少し増えたものの、まだまだ通用しない。呼吸方法が違うこの国では、本妻の見極めは店でしてこい、である。よって四角キープはその意味を失った。
卵チェックトライブはフェイドアウトするのを待つとして、四角部族、本日にて国外追放。
エエか、箱の点線無視してこじ開ける部族(そのお話しはコチラから)と共に、二度と戻ってくるなよ。
ガル男とガル子の毎日のお弁当が見れちゃう。