日本には、人の名前を呼ぶときに「ちゃん」や「くん」をつけて、目上の人なら「さん」をつけてと敬称なるものが存在するが、それに加え、中学からスタートする「先輩」と呼ぶ文化がある。
 
日本の学校に編入したムスコのガル男が、一番最初に得て来たのが、学年が上の人のことを呼ぶときの「先輩」呼びであった。そこで、素朴な疑問が浮かんだガル男。ある日の夜、こう聞いてきたのだ。「年下の後輩のことは、たとえば、カズオ後輩!とかって呼ぶわけ?」と。
 
呼ぶかいっ
 
飲んでいたお茶を吹きだすムスメのガル子。
きょとんとするガル男。
 
「なんで?先輩・後輩って言葉があって、先輩しか名前に付けて呼ばへんの?なんで?」
 
ガル男に
第2次なぜなぜ期到来
 
いいねぇ、知的好奇心グッと育ってるよ~、と思いつつも、オカンにとっては、考えたことなかったシリーズである。
 
まぁ、「先輩」は年上を敬うことを呼び方で示す必要もあるから特別なワードを足しているけど、先輩から見る後輩には、タメ語使用権みたいなのが最初からあって、呼び捨てや、「くん」や「ちゃん」が丁度エエ呼び方になって、気持ち的にもしっくりくるんちゃうんかんなぁ、つまり習慣?慣習?え~っとhabitや、と最後お茶を濁すカタチで猛ダッシュでオカン、ランナウェイ。
 
それにしてもガル男の喋る言葉の変化が面白い。ついこの間まで「ヘイ、マイク!」とかって年上をヘイで呼んだ挙句、呼び捨てで振り向かせていたというのに、「かずき先輩 was like....」とぶっちぎりの日本方式が入り込んだ主語に代わり、その後これまで通りの安定の英語が続くという。
 
ガル男の言葉に、日本語が増え、そこには日本の文化ものっかった言葉が増えてくる。その比率がちょっとずつ、ちょっとずと変わっていくんだとしたら、実に楽しみな毎日である。
 
 
 
 
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今日はガル男用、土曜専用手抜き弁当が見れるよ。

 

 
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