アメリカ約7年の生活を間もなく終えようとしている今、せっせと引越しのための準備をしている。

 

週末にガレージセールも開催するためあわただしくしているのだが、それと並行して、日本に持って帰るモノの更なる整理をしようと、先日、裁縫箱の中身を見直すことにしたのである。

 

なんせアメリカへやってくる時、間もなく中3になろうとしているムスコのガル男が小学2年生であったため、裁縫箱は、学校の体操着の袋や、美術のスモックを作れ、と現役バリバリで稼働していたのだ。しかし、アメリカに来てからというもの、持ち物のルールがほぼ皆無ということも手伝って、裁縫箱出動回数はぐっと減ったのである。

 

使う時というのは、猛烈に回転して脱水する洗濯機とアホほど熱っして猛スピードで乾かす乾燥機というワイルドコンビネーションに耐えかねて衣服がほころび、ぴろ~んと出て来た糸を切る、ふっとんだボタンをつける、と限られた時程度になっていったのである。

 

現在の裁縫箱の中には、待ち針が大量に埋まった針山が中央に鎮座している。そない急いでピンうって、縫いながら外して、なんて作業もしばらくはなかろうと、この針山をよりコンパクトにして裁縫箱の中をスッキリさせよう、と思いついたのである。

 

以前、これはエエな、と思って買っていた布があったのだが、家に帰り広げると、

アンミカのワンピース・・・

と柄の主張が強すぎて、ずーっと出番がなくなっていた布があったので、針山程度のサイズ感であれば、アンミカも黙りそうやな、と採用してみたのである。

 

だ~いたいで布を切って、だ~いたいでザクザク塗って、綿ぎゅっとして、アンティークな塩入れにぐいぐい押し込んで

針山完成。

まち針の数もこれくらいで十分。

 

すると急に、ほぼないハズのハンドメイド熱が帯びてきたのである。台所へ行き、端の方が焦げて処分するつもりであった鍋つかみを解体。中から綿を出し、え~いと縫って

今っぽい、てっぺん持つ鍋つかみにリメイク。

 

バカリズム的には

こう持って、こう!

 

本帰国て、帰る前にアレも、コレもと買い物熱がものすご上がるモンである。しかし待て、帰った先で、冷蔵庫、エアコン、洗濯機と新婚家庭並みに買い揃えないといけないものが山ほどあるのだ。

 

そう、だからこうやって、モノを整理しながら、ありモンでリメイクして、フレッシュな見た目に満足して物欲を抑える、という『買い物熱 弱火大作戦』を敢行しているのである。

 

そんなことをしている時、家のチャイムが鳴った。出ると箱が置いてある。宛名は旦那。送り主は、スポーツ用品店とおぼしき名前・・・。

アイツ、またスニーカー買いやがったな

 

こっちが弱火でもアイツが強火やったら意味がないやないかい。

 

 

オノレ・・・全力で消してやる。

 

 

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