シカゴが大変なことになっている。
本日(水曜日)の最低気温-32度。最高気温-26度。
南極が負けた・・・
いや、これには全米びっくり。
昨日、携帯でこの天気予報を見ながら、これはみんな大変だなぁ、とシカゴに住む友人たちを案じていたのだが、時を同じくして、この町にもとんでもないことが起きていたのである。
午後2時すぎ、携帯が鳴り、見るとムスコのガル男が通う学校の番号であった。ハローと出ると、録音されているメッセージが流れ始めた。それは校長先生からの電話。内容は、こうだ。
There has been some ongoing police activity....
警察の「アクティビティ」が現在も続いております
はて、警察のアクティビティとはなんなのか。
警察が学校へやって来て何かをする、で真っ先に思い出されるのは、体育館で繰り広げられた婦人警官の
技術レベルゼロの腹話術
当時小学生だったワタシにもわかった、一人二役の交通安全劇場・・・
いや、そんなんちゃう。そんなことで校長が一斉電話なんかせぇへんな、と聞いていくと、「この学校は巻き込まれていませんのでご安心ください」と続くのだ。
なんか事件起きてるやん
アクティビティ。自分の中での検索結果は、南の島、ボートに引っ張られて空に浮いてわーいわーいみたいなお楽しみカテゴリーで占められていたので、粛々と行われるシリアスな「活動」という意味に行き当たるのに時間がかかってもうたのである。
急いでニュースを検索すると、なんとガル男の通う中学から1キロほどの距離のところで、立てこもり事件が発生し、しかもその男は武器をいくつか所持しているということだったのだ。
警察が到着し、学校の近くの道は封鎖されることに。一時は家から白い煙が立ちあがるなどして、なんと特殊部隊SWATまで出動する事態となったのだ。
当初、学校内でのアナウンスは、状況を見ながらではあるが、夜6時まで生徒たちは学校に待機、外へは出さない、という措置が濃厚であったという。
しかし、次第に情報が増え、立てこもった男性は人質を取っておらず、家の中にいた全ての人たちは既に外にでている状態とわかり、そこからは、警察が男へ出てくるように説得する、という時間帯に入っていったのである。
そのため、子供たちがバスに乗るのは安全との判断で、封鎖された地域内に住む生徒以外は、通常通りバスに乗りこみ、警察車両が途中まで並走するかたちで帰宅することになったのだ。
それから数時間後、男性が自殺し立てこもり事件は終了したとの一報が。そのニュースで知ったのだが、発砲したような音が3回聞こえた後、男の状況を確認するために警察がとった方法は、突撃ではなくロボットの使用だったという。
家の中にロボットを入れ、男がどんな状況なのかを把握した後、警察は中へと入ったということなのだ。
SWATの出動に、ロボット使用
こんな、フィクション映画の世界で見るものが、砂漠の田舎町のリアルになるとは、思いもよらず。
こればっかりは、できるだけフィクションのままであってくれ、と願う1日でありました。
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