ムスコが通う学校の吹奏楽が、リノの横の街、スパークスのクリスマスパレードに参加することになった。

 

わが校の吹奏楽は学校単位では弱小チーム。よって、強豪チームのようにユニフォームを持っていないので、単発でイベントがある度に指定された服を用意しないといけない。

 

そして、今回のパレードで指示された服装というのが、なんと

Ugly sweater

【和訳】

クソださいセーター

 

おもろい指定である。ワタシは、このアメリカの真面目さと不真面目さを行ったり来たりする感じをこよなく愛している。

 

アメリカ、12月になると、このように

クリスマスに関連する柄をふんだんに取り入れた

クソださいセーターが店にわんさか並び始める。

 

数十年前、もともとは、おしゃれなファッションアイテムとして存在していたのだが、時を経て廃り、おじいちゃんたちが着るセーターとまで落ちぶれたのだが、テレビや映画などの影響もあり今やそのダサさがダサかわいいと変化し、あえて着ることで逆にシャレおつという流れが出来上がり、クリスマス商戦の一つとまでなっているのだ。

 

 

土曜のパレードの1週間前にこの服装の指定があり、オンラインで確認すると、木曜には到着すると出たのですぐに購入した。

 

しかし、予定の木曜には届かず。そして店からのメールが届いたので見てみると

 

金曜日までには到着する

に、ぬるり変わっていた。

まぁまぁまぁ、アメリカやし、1日くらいのズレは構わんわ、と思いつつ、念のため配送業者のサイトで追跡してみたら

伝票が作られました

となっている。詳細を見ると、『配送会社に商品届き次第、配送を開始し、到着日を表示します』となっている。

 

まだ配送すらされてへんてか?

 

店側のメールにはShipped(配送された)が出ているというのに。

これはアメリカでよくある手口。送り伝票が出来上がった時点で、店は配送スタートと知らせてきて喜ばせるのだ。くぅぅ。

 

この店と配送業者の情報を共に信じると、伝票作成をした30日のうちにマッハで配送されてお届け完了になるということに。こんなもん、家の目の前が、配送センターくらいの立地条件でないと実現しない出来事。店側と配送業者との間に大きな隔たりアリ。

 

数時間後、店側のサイトを覗くと、金曜日までに届く、となっていたのが

 

estimated

だ~いたい金曜かな~

と、おどけてきたのだ。

 

 

パレードは12月1日。そう、11月30日までに本当に届いてくれないと困るのだ。そちらのおどけモードに乗っかてる暇はない。

 

どっちを信じるて?そら配送業者に決まってますやんか。

 

ということで、金曜日、近くの店に行くと、オーダーした商品が店舗販売されていたので購入することにした。心配はいらない。アメリカ、返品サービスだけは秀逸。

 

今、配送中の商品が届いた後、無料で返品でき、全額戻ってくるので、損はしない。

 

こうして、無事、パレード当日、店で購入したクソださいセーターを着て、ムスコのガル男はパレードに向かった。

 

そして、昨日

やっとセーターが届いた。

 

 

12月5日到着の商品を、11月30日到着とよんでいた店。そのよみの甘さたるや

キャディーやったら失業してんで

 

 

 

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さて、返品作業してきますぅ~

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