12月。ワタシはやり残していることがあった。それは、

インフルエンザの予防接種。

 

40過ぎてからというもの、接種していない年は必ずかかり猛威を振るわれるという、ワタシの中でのオバケウイルス、こと相性が悪いのだ。

 

ということで、今年は病院で受けようかとも思っていたのだが、やっぱり近場で待ち時間ゼロのスーパーの中の薬局が一番と、夕飯の買い出しついでに向かったのである。

 

薬の受け取り窓口で、インフルエンザの予防接種をしたいと伝えると、問診票とペンが渡された。

 

いや、なんでペンにスプーン

 

アッポーペン以来の衝撃、なんちゅうビジュアル。ボールペンを長くしたいのか?それとも持ち手を少しでも太くしたいからなのか?もしくは、アメリカ人お得意の、生活にちょっとしたスパイスの悪ふざけなのか・・・

 

しかし、調べてみると、なんと、これには、驚きの理由があるというのだ。

 

アメリカはクレジットカード文化。スーパーでもレストランでも現金より圧倒的にクレジットカードを使う人の方が多い。

 

飲食店などでの会計は、レジへ行かず食事をしていたテーブルで行うのだが、その時に、署名をする伝票とペンがホルダーに挟まれてやってくる。その伝票にチップと支払う合計金額を書き込み、サインをしてその場において帰る、という一連のプロセスなのだが、ここで、客は、無意識にこのサインをしたペンを自分のモノと勘違いし持ち帰ってしまうことが多発するというのだ。

 

そこで、店側は、「ほな、見た目をペンでなくしてまえ」と思いつく。ペンにスプーンをテープでくっつけ、明らかにアンタの持ちもんとちゃいますで、という意表をつくビジュアル、つまり視覚に訴える作戦に出たのだ。これが文房具界のゴールデンボンバー誕生秘話らしい。

 

 

このビジュアル、確かに明らかに自分のモンとは違うと認識できる上に、こんなモン家にあっても困るわ、というペンの価値が下がるという相乗効果を生んでいるような。

 

 

こうして、受付横の待合スペースに座り、スプーンペンで問診票を記入し、再び受付に戻す。もちろんスプーンペンも。

 

 

やや緊張した面持ちで、薬剤師の登場を待ったのであった。

 

 

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いくつになっても痛いのイヤ・・・ガックリ・・・

アップ12月新バージョン画像。見よ、このへっぴり腰を(笑)

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