砂漠の朝晩、この時期はこと冷える。
先日のフットボールの試合も、キックオフが夜の7時とあって、ズボンの下にパッチを仕込み、ダウンジャケットにマフラーに手袋とそして毛布、魔法瓶にほうじ茶と完璧な寒さ対策をして向かったのである。
フィールドの入口で、チケットを買い、もぎりの場所へ向かった時だった。「どうぞコレ無料で~す」と言いながら何かを渡している女性がいた。
タダやと!?と我先にと手を伸ばしいただいたのが
家を売るのも買うのもお任せあれ的な広告がはられた、カイロだったのだ。
なるほど、カイロなら、すぐにポイッとは捨てないし、寒い夜に大活躍。砂漠ならではの戦略。すばらしい。
こうして、この頂いたカイロを最後の砦として、寒くなっていく観客席で毛布を巻き、手袋を片手ずつはめ、ダウンのフードを被りと少しずつ寒さと勝負したのだが、8時半スギ、やはりこのいただいたカイロのお世話にならないといけなくなるくらい寒くなってきたのだ。
手袋の中にカイロを放り込もうと、早速袋を開け・・・
開かない・・・・
あれ、左側かな?と引っ張って・・・開かない。こっちの「辺」ではないのか、とカイロを90度回転させてぎゅっと・・・開かない。旦那に渡してみても・・・・開かない。
アクセス拒否すな。
アメリカのパッケージ、盗難防止のがんじがらめ梱包はウイルス並みに手ごわいのだ。見よ、
この努力の後の薄なったビニールを。これがもう四方八方に出来上がったのだ。
しゃぁないと、最後薄なったとこ噛んで犬方式でグイって両前足でもとい、両手で引っ張ったらポーンとカイロが飛び出してやっと袋が開いたのだ。
これからは車のキーホルダーに小さなハサミもぶら下げとかなあかんな、と米国在住6年、外出時の必需品として認定したのでありました。
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