金曜日の夜。うつらうつらとソファーで船をこぎ始めていると、電話が鳴った。それは旦那からだった。出ると相当不機嫌な声で家に帰れませんと。
知らんがな。
何があって、どういう事が重なって、どんな試みが踏みにじられて今に至るのかを言うてくれんと分からんがな、と言うと、会社から高速に乗り、出口を降り、いつものように一般道を走り、あとちょっとで家だ、という所で道が封鎖。しょうがないと促されるまま迂回した先の道が、オニ混み渋滞で遅々として進まず。
そんな状況下での冒頭の旦那のひと言だったのだ。だいぶ端折ったなぁと思いつつ、一体何が起きているのかを調べてみたのである。
すると、我が家の近くの道で水道管破裂(water main break)し水浸しだということが判明。発生から3時間たっても、どこが破裂したのかいまだ調査中という状況であった。
この辺りは、新興住宅地で、少し前までただただ砂漠であったところ。南北に大きな道が2本あるのだが、それを東西につなぐ大きな道がまだ2本しかない。
今回の水道管破裂というのが、その最後の1本の東西の道と南北に走る道の交差点の先で起きてしまい、迂回したら最後、だいぶ北の隣町まで上がり、住宅街をぬうようにして東に入るしか方法がなくなってしまったのだ。
すぐに原因を旦那に報告。その頃旦那は、次の道こそは東に入れる、と信じて車を走らせるのだがことごとく裏切られ、警察に誘導されるがまま、ぐいぐい北にあがり、見たことない住宅街でやっと東に曲がり、真っ暗なゴルフ場横をぬうように走り、通常30分で帰れる道を1時間半かけてようやく家に到着したのであった。
翌朝、初老のお目覚めタイム5時に起き、初老の朝イチ行事のお手洗いに行く。水を流す音が控えめだなぁ、と思いつつトイレを出て、洗面所で蛇口をひねると、そうめん並みに細い水が出て来たのである。
そうめんでは十分に洗えん
ググると、水道管工事のため、もしかしたら水圧が落ちる可能性がある、と地元ニュース番組のホームページに書かれていた。水圧が落ちるて、これはもうほぼ断水状態・・・てな状況の土曜日の早朝となったのだ。
朝8時、ようやく、水がいつもの水圧で出るようになった。我々が若夫婦であれば、まったりと9時ごろに起床。この断水状態に気づくことはなく、土曜の朝を迎えていたんだろうな、と初老の場合の早起きは、三文の徳でないこともある、を経験したのであった。
実は一部地域では停電も発生。やっと家に着いて真っ暗て、可哀想すぎる・・・
どうぞ、恥ずかしがらずに読者になっておくれやす