日系スーパーがないこの土地で、どうしても和ものが欲しい、という時は、往復4時間の買い出しツアーに出かけるか、地元のアジアンスーパー(主に韓国)を利用する。
このアジアンスーパーの店に行って毎回思うことがある。それは、この日本食材はいつからここに鎮座しているのだろうか・・ということなのだ。だって・・・
品薄になった試しがない
よって常温もののパッケージにホコリがたんまりってことも・・・。
これは、なかなか危険なニオイがするじゃねぇか。
仕方がない。日本人自体が少ないこの土地。店に来ている多くは韓国人だ。レジで見ると、やはり買っていく商品は我々が買っていくものとは全然違う。どれくらいの頻度で日本食が売れ、新しいものを仕入れているのか、そのサイクルは分からないが頻繁でないのは確かだ。
2か月ほど前のことだが、無性に和菓子が食べなくたり、立ち寄ったアジアンスーパーで大福を見つけた。天にも昇る気持ちで、大福を手に取り、裏返して確認すると、小さい黒い点を見つけた。他の大福をとると、今度は大き目の緑の丸が2個。
おもっくそカビとるやないかい
喜び勇んだ分、落胆は大きかった。
やっぱり回転はよくないらしい。
家に帰るまで、ショックはずっと続いた。
あったのに食べれない・・・。
ならいっそのこと、売ってないという事実の方がよかった
と。
この落ち込みの翌日、ワタシに変化が起きた。
なぜか、リンゴが好きになってしまったのである。
急にである。
一日前に受けたショックが脳に衝撃を与えたのか、地元スーパーで簡単に手に入るリンゴが無性に食べたいものにとってかわったのである。
駐妻生活も長なると、突然変異が起きるらしい。
無いなら作るの技術向上がいったん収まると、嗜好を変えるという粗めの脳支配がスタートするんやね。
知らなんだ~。