先日、このリノで日本人の女性が集まる会があるとの連絡が入った。

 

ここへ引っ越してきて8か月。シカゴの共通の友人を介して知り合った女性1人、この人がワタクシが知る唯一の日本人女性であった。

 

その彼女にご紹介いただき、今回初めてその女子会とやらに参加。

 

充実感いっぱいの写真をSNSに投稿しておきながら、女同士の測り合いが行われ、恋愛体質の女のくだらん自慢話を延々と聞き、共感し合うだけの不毛なやりとりを何時間も行い、互いに辟易として、結局「実はツカレテマス・・・」てなことが漏れ伝わる最近の女子会というよりも、なんというかもっとこう熟成されたというか、もうこれはむしろ公民館での寄合い的雰囲気で、俄然気持ちがあがったワタクシ。

 

 

この寄合い、もとい女子会に集まるメンバーは、そら、日本企業がほぼない土地であるため、駐妻がマイノリティ。旦那はアメリカ人で、な人がほとんどだ。

 

普段、英語を使う事の方が多いせいか、考える時の音は、えっと、ではなく「あ~ん」であり、一様に皆口角が上がっていて、アメリカで、地に足付けて生きてます!という雰囲気がすごく伝わってきて刺激的であった。

 

 

自己紹介が始まると、アメリカに住んで16年、ワタシは18年とまぁ、四捨五入したら在米歴20年や、30年という人もいて、冒頭で登場したその友人が初めて会った時に言った、在米歴10年の新参者です、という言葉が鮮明に思い出され、納得したわけで・・・。

 

 

3年や5年で帰国する駐妻界において、5年以上滞在している駐妻は一目置かれ始め、「ま、最初はそんなもんよ~」とちょっと高い山からものを言い始める人が出てきて新人ビビる的なこの世界のなんとくだらないことか、とカノジョたちの自己紹介に聞き入っていたのである。

 

 

駐妻たちは、在米10年が新参者の色んな経験をして今にいたるという人たちの世界に興味津々であり、また在米歴の長い人たちは、今の日本の事をアップデートがしたい、とこれまた興味津々。

夫婦喧嘩でクロワッサン投げた、と投げるモンがスタイリッシュ~と言いたくなる話まで飛び出て爆笑の3時間。

 

 

どこにも高い山に登った人はおらず、なんともよい化学反応が起きまくった寄合い、いや女子会だったのである。

 

 

 

久しぶりに家族以外で日本語を使い、ストレス解消の数時間でおました。