学校から手紙が届いた。

開けてみると、予防接種の追加2回目の時期なので、打ってくれと書かれていた。

 

もうこの先長くないアメリカ生活。日本では絶対打たなくていいA型肝炎。学校に理由を言い、打たない方向にもっていけないかな、と手紙を読み進めると、2月6日までに接種証明が提出できなければ、学校から締め出しの刑と書かれていた。あはは、選択の余地ナシですわ。

 

 

手紙には保健所またはhealth care providerで接種を、と書かれていた。ここでかかっている病院は、救急病院の類で、待ち時間が長いので、保健所を選択した。

 


一応電話をかける前に接種ワクチン名を練習。なんせ、A肝とか日常で言うたことない。英語で、ヘパタイタスA言いますねん。100%噛むわぁ~

 

メモとれるように紙とペンを用意して、電話。おばちゃんが出た。

おばちゃん、受話器と口が近すぎるんやろう。音が強烈に割れている。
 
英語で電話の場合、相手が早口、相手も英語が母国語でない、相手がややけだるそうに喋るタイプ、これらを抑えて、音割れるがぶっちぎりで難易度が高い。
 
まじか~と思いながら発した『へパタタス』は案の定噛んだ。これ以上ない集中力で聞き取りを行う。個人情報やらなんやらと、時間をかけて情報を打ち込まれていき、やっと、予約の日時の話となった。
 
3:30でお願いします、と言うと、その時間はないわねぇ。あるのは、「3,4,5」と返ってきた。はて、この施設は4時半で締まるのに、3、4、5とはどいうことなのか。5時の受付も可能なのか?いや、でもそれやったら4と5の間にorが入ってくるわな、と考えを巡らせ、「3,4,5というのは、3:45と言う意味ですか」と聞き直すと、「最初っからそう言ってるじゃない」と軽くキレられた。
 
 
いやいや、3,4,5で3時45分を出してきたんは、なかなか機転きかせた方やで~
おばちゃんは、こっちがネイティブでないとわかって、敢えて数字だけを並べてくれたんやろうけど、余計わかりにくいという結果に。
 
しかし、その後、初めて保健所に来る人は1時半か2時半しかアカンとおばちゃん思い出し、どの時間も学校があるので無理と判明。
 
 
「近くの薬局でだいたいA肝あるから打っておいで~」と情報をくれ、電話は終了した。え?接種してくれる施設に薬局って項目あったっけ?と今一度手紙を見た。
 
 
そこに書かれていたhealth care providerという文言。勝手にイコール医師と思い込んでいたのだが、ググってみると、これは医療行為を提供できる人、という広いくくりの言葉であり、決して病院の医師だけを指すのではなく、ここには、薬剤師や上級看護師、臨床心理士、整体師などなどが含まれていることになるのだという。
 
 
あぁ、そこに最初から気づいていれば、あなたの街に寄り添う薬局、ノーアポでいらっしゃいの薬局に直で行ってたのになぁ、と先ほどまで戦っていた必死の電話シーンが呼び起され、へパタタスで噛んで慌てる自分を思い出し、わらけてきてもうたのである。
 
 
 

これも経験じゃの。