週末、どこかで軽くランチでもするか、と出かけた我が家。

 

高速を走っていると、我々の斜め前、一番左の車線に白いピックアップトラックが走っていた。その車の左後輪が、黒いビニールシート的なモンを引きずっていた。誰が落としていったのかは分からんが、そこそこのデカさのシートである。

 

「あらぁ、可哀想やなぁ」と見ていると、その車、せや、右に車線変更したら、左の後輪からシートがふわっと離れてくれるんちゃうか、と、思ったんやろう。車線変更しながら、思惑通り、うまいことシートがタイヤから外れた。「おお、上手や~ん」と旦那と言っていた。

 

すると

 

ふわっと舞い上がったそのシートが、我々の車めがけてばっさ~と飛んできてシートを踏みつけた。なんなん、このババを引いてもうた感じは・・・

 

 

するとガタンと車が段差を超えたようになった。シートやから、くしゃってな感じで来るやろうと思っていたのに、何と言うか、ある程度の硬さのモンを乗り越えたような感じになり、それはもしかしてニンゲン?と想像させてまうような乗り越え具合で・・・。

 

急に車中に漂い始めるサスペンス感

 

取り敢えず、車を止められるスペースが右端に現れるまで、ハザードをたきながら、ややゆっくり走った。すると、我々の一台後ろの車が、同じようにハザードをたき、ともに徐行してくれている。

 

右端のスペースが現れ、そこに車を止めるまで、ずっとハザードをたいて、見守ってくれていたのだ。優しい、優しすぎる。もう惚れてまうやろが。

 

 

取り敢えず、タイヤに絡まった黒いシートを引っ張って外す。

ペラペラと思われたシートは中に緩衝材の様なものがついてた。とりあえずあの段差感は「ニンゲン」ではなかったことが確認できてホッとする。


すると、その路肩にスピード違反で捕まった車とパトカーが良きタイミングでやってきたのだ。

 


このシートをどうしようかと聞きに行くと、こっちで引き取るよ~とポリス。

せっせと運ぶ旦那。

 

パトカーの後部座席にでも積み込むのかと思いきや

路肩横の隙間にガスガス押し込むポリースマン。

 

これ、解決になってる?

 

と思いつつ、我が家の車の問題はとりあえず解決したので、出発したのである。

 

落としてったんは、どこの誰か知らんけど、ちゃんとくくって固定させてから運転しておくれやす。

 

 


旦那曰く、べニア飛んできたこともあるらしく。なんか積んでる車とは、距離おくか、もしくは覚悟して運転せなアカンようだ。