我が家は旦那、ワタシ、ムスメ、ムスコの4人家族。
この4人がある事に関して、3:1に分かれる。
3:1の内訳は、旦那・ムスメ・ムスコ対ワタシ。
そのある事とは脳みその数のことだ。
得意教科は英語です、と息巻いていた高校生のワタシが初めて金髪の男性と面と向かって英語で話し、穴という穴から汗が噴き出し、頭から湯気でるほど緊張し、何もできず撃沈したのに対し・・・
人生で最初に喋ったのは英語ですという旦那
初めての教育が多国籍インターだったという子供たちとでは、脳みそ、つまり言語脳の数が違うのだ。
3人は、英語脳と日本語脳がある。
まぁ、ムスコの日本語脳にいたっては、きっとフリスク一粒サイズ程度だろうが、とりあえず、2個ある。
ワタシはというと、日本語脳の中に間借りした英語部屋があり、英語を聞き、話す度に、えら、すんまえへんな、とその日本語脳の玄関から上がらせてもらって、英語部屋に行っている。
これが、前にも言った、とっさに話しかけられると最初の方の英語が捉えられず、あっ、英語や、と思ってから聞き始めるので
Are you going to mall?
が奇跡の五右衛門に聞こえる、という事態を引き起こすのである。
アメリカに住んで5年、一番、この3:1に分かれた事があった。
その日は、家族全員でよい景色の中で走ろうと近くの森に行った。
「昨日学校でさ~」
などと日本語で話しながら調子よく走っていると、後ろから大きな声で
「タラッ」
と聞こえて来た。
なんや、タラッって
クイズ番組の出題音みたいに
などと思っていると、ムスメにグイっと引っ張られ、後ろから猛スピードのチャリンコがワタシの左をびゃ~っと駆け抜けていったのである。
「もう、ママ、ちゃんとせな危ないよ」
とまで言われる始末。
ホンマほんま、と言わんばかりに頷く男ども。
おそる、おそる、何が起きたのかご説明を願うと、3人があきれたような顔をして、「今to the right って言われたでしょ」
と。
言われてへんで・・・
へっ、もしかして
あの「タラッ」はto the right だったのか・・・。
いやいやいや、日本語で昨日の出来事を話してる最中に「あの、スンマヘン」とかのワンステップなしに、急に後ろからの言葉を聞き取ったんか?しかも3人とも。
あんなもん音やんか
・・・・・
と訴えてみたのだが
「聞き取れへんかったん?」
と3人に少し高い山からものを言われてしまった。
ええんです、今日も日本語のお玄関から上がって英語部屋までいきますさかいに。それでも、英語部屋までの距離、少しは縮んだ気は、しますえ。
アメリカ、サンクスギビングで4連休!どこも行きまへんけど、ブログお休みします。また休むんか~い月曜日、お会いしましょ。