英語ってなぜこんなにもゴールが遠いのだろうか。

 

そら、何にも喋られへんかった頃に比べると喋れてはいるが、喋っている自分は、こらまだまだアカンということに日々遭遇し、打ちのめされ、それでもなんとか暮らしている、という感じなのだ。

 

 

特に、ワタシは不意の英語が苦手。以前にもこのブログで書いたのだが、道端で、金髪白人女性に話しかけられ、喋り始めを聞き取れず、最後聞き取った英語が

五右衛門?

というミラクルをたたき出したことがある。

 

これ、結局、Are you going to mall?と聞かれただけの話なのだが、とっさに来られると、頭から英語を聞き取っていないことがまず不安であり、うわっと思っている間に文章が完結し、五右衛門登場、という失態を犯すのだ。

 

その聞き取れなかった英語が簡単であればあるほど、凹む。

 

先日、スーパーのレジで、お決まりのご挨拶をし、清算するのを待っていた。するとレジのおにいちゃんが、ふわっと喋り始めた。

話しかけられるとは思っておらず、またもや話しはじめを聞き漏らした。さらに優しい声ときた。

おい、もっと声を張れ

 
と思ったのだが、文章は続く。聞き取ったのは、「いちご、ひとつの袋やったのに」という、アタッククイズでいうと、25枚のパネルのうち12枚あいてんのに、肝心の中央がふさがれて、うわぁぁ、コレなに?状態に匹敵。

 

横にいたムスコが、「そうだね」と答えてその場を切り抜けた。

 

駐車場に向かう道、ムスコに、「ママさっき聞き取れへんかったんでしょ」とつつかれる。ムスコは教えてくれた。

If it wasn't for the strawberry, it would be in one bag.

だと。

 

そして知る。

頭から聞き取ってたとしも、わからんかったな~、と。

 

後ろはエエ、仮定法で、「一つのバッグやったのに~」だ。前半は、なんやコレ。「もしもイチゴのためではなかったら」っておい、と思っていると、ムスコが、「もしイチゴがなかったら」って言う意味で、オレらよく使うよ、と。

 

「オレら」って

アメリカ人代表みたいに言うな

と生粋ジャパニーズボーイを眺めつつ、すぐ携帯で調べた。

 

アナタがいなかったら、今のワタシはなかったわ

とか言う時に使えると出ているではないか。

 

 

いやぁ、文章を構成している単語の単純なことよ。

こういう中学の最初の方で出てくる単語の並びが、実はいっちゃん難儀やったりして。

 

 

ええねん、ええねん

こうやって生活から学んでいったらエエねんて、と自分自身を鼓舞するオバチャンであった。

 

 

***

ちなみにレジのお兄ちゃんは、

このイチゴさえなかったら、その他全部買ったモンは、一袋にまとめて入ったのに・・・、という意味で、イチゴのせいで、二袋になってもうたね、ということが言いたかったのでありました。

 

 

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