久しぶりに出張から帰ってきた旦那。彼の趣味は「洗濯」だ。朝、目が覚めリビングに降りると、乾燥を終えてせっせと洗濯物をたたんでいる旦那、というのをよく見る。
何時に起きて何時に洗濯モン回したんや
と、ぶっちりぎりの老人お目覚めタイムで趣味を謳歌されている。
先日、朝子供たちのお弁当を作っていると、乾燥機が出来上がったよと、音を鳴らした。時刻は朝6時5分。その日はお弁当の準備がことのほか順調に進み、洗濯物を共にたたむこととなった。
あったかい洗濯モンたちをたたんでいると、グレーのTシャツが出てきた。まさか、コレハ・・・と見ると、私が大事に大事に手洗いしていたあるTシャツだったのだ。
安いTシャツなのだが、胸元のデザインにグリッターのキラキラがあしらわれたヤツで、それが好きで買ったその繊細なつくりのTシャツを旦那、洗濯機てガスガス洗った挙句、乾燥機に放り込んだのだ。
ご存知、アメリカの乾燥機、超高速でアホほど熱い温度でドカーンと乾かし、水分と共に服の色もとばす優れものなのだ。ムスコのトレーナーなど、1シーズン着ただけで、見事なおさがり感を出せるのだ。
おそるおそるTシャツの胸元を見た。
キラキラ一個もあらへん
どっこにもあらへん
返せ~!!!
折り紙で、真っ先にキンキラキンのゴールドの紙を友達に取られた時と同じくらいショック。
Tシャツに書かれた文字
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「私、好き」
キラキラなくなってもか・・・
大事にしてたTシャツを乾燥機に放り込んだ旦那をか・・・
スマン。今は、そういう気持ちになれんわ。