さて、我が家の前の私道工事。ここが工事されるため、ガレージを使う事ができず、車道に車をとめることになった。
木曜の朝。この日はなかなかの寒さで明け方から暖房が入り、布団から出にくい朝であった。この日はムスコのバンド練習があるので、6時50分に家を出るのだが、バタバタして5分遅れで家を出て、道にとめている車までムスコとダッシュ。
乗り込んで、目の前に見えたものは
凍ったフロントガラス
マジかっ、とワイパー動かすと氷の上をただガスガス動くだけ。
全力で凍っとる
慌てて外へ出て、ツメで取れないかと上から下へ手を運ばせたところ、やる気のない細～い線が4本現れたのみ。
こんなもん、日が暮れてまう。
どうする。ムスコ「遅刻する～」と騒ぎ立てる。やかましわっ。
車を暖めている時間はない。スクレイパー、クレジットカードでカリカリ？いや、その時間ない。
で、急いで家の中に戻り、台所の蛇口から湯を出し、やかんに入れた。
熱湯をかけるのはアカンとは聞いたコトはある。しかし、もう時間がない。あったかめの湯でなんとかなってはくれないか。
マイナス2，3度で凍ったフロントガラス。氷の分厚さやお湯をかけた時の反応はマイナス20度前後に比べると、ガラスも割れたりせず素直に溶けてくれるに違いない、そう信じて、フロントガラスにぶっかけた。あ～一か八か～。
すると
しゃ～っと見事にあっさり溶けていく。
助かった～。これで、間に合う！と運転席に乗り込んで出発、と思ったら
アカン！後ろの窓も凍ってんがなぁ。
とよくみると、サイドの窓もミラーも全部氷に覆われていた。
四面楚歌を体感中、そんな気持ちになった。
急いで湯を取り、全体にほどこす。
なんや、このかけ湯タイムは・・・
と切なくなりながらも湯上り美人が出来上がり、猛スピードで学校へ。7時5分に着席のバンドルール。学校正面玄関で7時3分。
走れ～ガル男！
いや、ホンマ、いつもありがとう。ガレージはん。
