子供たちが高校、中学へ上がり、登校時間が昨年より早くなったおかげで、村の公民館の朝8時からの目覚ましヨガに参加できるようになった。

 

この時間帯は、ランチタイムヨガに比べ、ぐっと平均年齢の上がるクラスになる。寝っ転がり、足を上げてひきつけると、どこからともなくプ~だの、プリッだの愉快なサウンド満載で、そしてそれが当たり前のように受け入れられていく平和なクラスだ。

 

 

月曜日、ドタバタ朝の用意をし、公民館へ駆けつけると、先生が遅刻することが分かった。

 

マットを敷いて寝っ転がって携帯をいじっていると、おじいちゃんが、「では右足から~」と笑いながらヨガを始めた。

チョケだしたな、おじい

 

 

と思って放っていたのだが、おじいのヨガは続く。いつまですんねん、と思っていたら、周りのおばあたち全員が、始めだしたのだ。

45分のおじいヨガ スタート!?

 

 

と思いつつも、ちょっと面白そうだったのでワタクシもおじいヨガに参加。

 

hold your knee capとか、このおじい、さすが何年も通ってるだけあって、指導の文言が完璧。いつもの先生と一言一句変わらない。

 

とは言え、やっぱりおじい。「アレ、次なんやったっけ・・・」とど忘れ多発。隣りのおばあが、チャドランガ~のヤツよ、と助け合いながらのヨガとなる。しかし限界はすぐにやってきた。少しすると、おじいもそのおばあも思い出せなくなり、沈黙。

 

さすがご高齢ヨガ・・・

 

「ダウンワードドッグちゃいますか?」

とついに四十路で最年少のワタシも参加。

 

 

「せやせや、お嬢、ありがとう。」とおじいに言われ、全員でお尻をも~っと突き上げる。しかしいつもより静かで物足りん。せや、吸って~、吐いて~の言葉がないねや、と気づき、そこから、ワタクシ、「吸って吐いて~担当」となる。なかなかオモロなってきた。

 

 

と、そこへ、15分遅れでやっと先生登場!!

 


「お~、来た来た~。」

「大丈夫やで、お宅の生徒たち、ちゃんとやってたから~」

「1回目のダウンワードドッグ終わったとこよ~。」

 

 

と遅れた先生にクレームを言うどころか、到着したことを歓迎し、さぁ、続きよろしくと和やかな雰囲気。

 

 

プロが遅れるとは何事や、というのもわかるケド、長いコト生きてたら、そら、色々おますわな、というおじい、おばあの優しく包み込む愛を、月曜の朝からいただいたワケで。

 

人があったかい。

せやし、このちっこい村の年中おんなじルーティーンのヨガやけど、やめられへんねんなぁ。

 

 

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