今日は、アメリカはThanksgivingという大きな祝日であり、 我が家においては、旦那が出張から戻ってくる日である。

 
「空港まで迎えに来てや~」という軽く言い放ちやががった旦那の指令の下、前日に車のガソリンを満タンにしにスタンドへ行った時のこと。
 
突然の大雪で、汚れまくっていた車のガラスをきれいに掃除し、ガソリンを満タンにし、さあ出発しようと車をバックさせた。すると、前方から青い車に乗ったおじいちゃんが、私が使っていた場所に入ろうとやってきた。
 
しかし、少し前から、私の斜め後ろには、私の作業が終われば、その場所に入ろうと待っていた若い兄ちゃんが乗る白いバンがいたのだ。
 
明日はサンクスギビング。親戚の家に集まるという人たちも多く、スーパーだけでなく、ガソリンスタンドも非常に混んでいたのだ。
 
「こっちは待っとったんじゃい、オッサン下がらんかい!」
 
と窓を開け吠える若者。
 
なんてこったいと肩をすくめながらも1ミリも下がろうとせず、それどころかじわじわ前へ進もうとするおじい。
 
2人は1歩も譲らず、白いバンに至っては私の車ギリギリに寄せつつ、少しだけ空いているスペースにぐいぐい攻めて入り込んでくる。
 
目をそらした方が負けと言わんばかりににらみ合い、戦い続けている。
 
その結果、
こっちが出られんやないかい!!
 
という状態出来上がる。巻き添え喰らってもうてるのだ。バックも前進もなにも出来ん。
 
おい、そこの若もんとおじいよ、オレが先ワシが先って
ワテが先じゃー!!
 
と、思いつつふと横を見ると
1つ横のレーンの給油機は2つとも空いていた。
 
オッサンら、何してんねん。椅子取りゲームやったら、最初から2人とも座れてますやんか。
 
クラクションおもっくそ鳴らして、横、ヨコ!というジェスチャーを送った。
 
結局バンのお兄ちゃんが引き下がり、1つ横のレーンに進み、しょうもない揉め事はおさまった。
 
譲り合いの精神、やっぱり大事やって、
しまじろうも言うてたで
 

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