交差点でUターンをしていたところ、向かいの道の右折車が減速することなく突進してきた。

向かいの道の信号は赤であり、こちらは青の信号でもってUターンをするので、もちろん私の方が優先なのだが、その突進してきた車のドライバーの女は、急ブレーキをかけた私の顔見て、早く曲がれよというジェスチャーをしてきた。

オマエ…

わしがとまらんかったら、事故やないか。

アメリカで車に乗っていると、明らかに相手のミスなのに、さもこちらが間違っているかのような態度をとってくるアホなドライバーによく出くわす。

週末は、娘のチアの大会の為、またもや走ったこともない高速を走らされていた。途中道が二手に分かれ、右へ進んだ。もうここで右に入る車線が終わるという所で左側から黒の車がギュイーンと入り込んできた。

まじか!!と思って腹を立てようとしたところ、ドライバーがすーっと手をあげるジェスチャーをした。彼は、ギリギリで右に曲がることに気づき、このままでは、あさっての方向に行ってまうと、慌てて入り込んだことを、詫びてきたのだ。

かまへんでと私も手をあげた。するとその彼は、おおきにという気持ちだろうか、もう一度手をあげてくれたのだ。一瞬心があったかくなった。

それから目的地付近に進み、歩行者を通すために車を止めた時があった。渡ってくださいと手で合図をすると、ゆっくり歩いて行くおじいちゃん。私の車の前を通り過ぎる時、私を指差してウィンクしていくではないか。
惚れてまうやろ。

もうこの国の酷さと優しさのギャップが激し過ぎる。

路上で繰り広げられるこの国のツンデレに、私はやられっぱなしだ。



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