用事を済ませた後、いつもの道で家に帰ろうとしていた。
 
高速から自分が降りる出口を順調に進んでいった。この辺は現在大工事中で、仮設の看板があちこちに立ち、目も頭も忙しい。
 
いつもの出口を出てほんの少し進むとすぐ一般道に出るのだが、Illinois 390と書かれたサインが新しく設置され、見たこともないキレイな道が目の前に出現。ぐるっとカーブし始めるではないか。
どこ行くね~ん
と焦りながら進むと、急に1つの看板が出てきて、私の行くTアベニューは左折と出た。
 
その道を進むと信号があり
通常ならば右折1本左折2本となる道に設置された標識が
 
{7196C991-602A-40A8-8A5F-7F0CF6F248A4:01}

右にも左にも曲がるな
 
で、まっすぐ直進しか選択肢がないのだが、まっすぐ前・・・、そこは壁。
 
無茶言うたらいかん!!
 
もうパニック。
脇汗噴出させていたら、私の右側に停車した車のドライバーが、明らかに私よりもパニックを起こし、どたばたしているのに気がついた。

 

目が合うとすぐに彼女は窓を開けたので私も開ける。
 
「右に曲がろうと思ってるのに曲がるなってどういうこと?」と言い出すおばちゃん。
 
「私は左折ですねん。左へ進め的なマークは出てるのに 曲がるなってどういうことですの」とおばちゃんに聞くと、
ふたりとも質問で答えナシ・・・
 
「明らかに左に曲がっている道を、「道なりに直進」といいたいんやろか」とおばちゃん。
だって、しょうがない、進めるのは緩やかなカーブの左折しかないのだ。
 
こうして列の先頭を担うワタシとおばちゃんは、二人で道のある左に曲がる決心をし、信号が青になるのを待った。
 
信号が青に変わると、2台ともさぐりさぐりの微妙なスピードで発進。恐る恐る明らかに左折のはずの道なりに直進をして行く私達。
その結果、いつもの道にたどり着いたのである。
 
瞬時に察知し理解できる標識でなければ意味がない。こんなに惑わしてどないする。
 
家に着いた時、脇汗に風があたりスース―した時に、無事に乗り越えた自分を褒めてやったのである。
 

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