東京を後にし、一路大阪へ。
梅田からホテルへ向かうシャトルバス乗り場に向かった。
バスは6分間隔で出ているので、ホテルまでもうすぐ、と思っていたら
しかもベテランの域に達しているオバちゃんばっかり。
聞くと、ホテル横のコンサートホールで、松山千春のコンサートがあるとのこと。
4台のバスを見送り、やっと乗車。
宿泊者1割、千春ファン9割。
まるでファンの集いのバスに間違って乗車した我が家とバックパッカー欧米人、みたいな。
バスの中はウキウキ感が半端なく漏れている。オバちゃんたちは、もれなく声がデカイため、前後、隣と会話の内容がきっちり聞き取れる。
まず着席一番個々でバッグを開けチケットの確認をし、それが終わるとお互いが持ってきたアメちゃんの交換が始まる。
「あら、こんな上等なあめちゃんくれんの?」
「あら、そのボトル、ちょ~どのサイズねぇ~」
と目に飛び込んでくるモンをすぐ話題にする横のオバちゃんたち。
「家のガレージの扉が壊れて50万かけて修理やん」
「うちは洗濯機壊れて購入したわ~」
と予期せぬ出費バナシをする斜め後ろのオバちゃんたち。
会話は途切れることなく軽快だ。
ベテラン女子もジャニーズファンのような若い女子同様、コンサート前はテンション上がって嬉しそう。
ただ一つ決定的に違うのは
コンサート会場に向かうまで、オバちゃんたちは今から会うはずの千春の話を一切しない。
夢見心地過ぎないベテラン女子、まじリスペクト。
ポチッと、おおきに。