ネットで夏に着たい、と思ってTシャツを買う。
その後子供たちが買い物に行きたいというので、近くのターゲットへ向かった。
ターゲットの中のスターバックスでまずは一杯買ってから、と注文。
クレジットカードで支払おうと思ったら、財布に入ってへん。
しもた、さっきのネットの決済でパソコンの前におきっぱなしやん・・・。
しかし、オーダーは通り、コーヒーは作られつつある。
で、財布の中のデビットカードに気が付いた。銀行のキャッシュカードに付随しているもので、いまだかつて使ったことなしのデビットカード。
「デビット行ける?」と聞くと、
「もちろん」と返ってくる。
機械にしゃっと通して一安心、と思いきや、液晶パネルになんか出ておる。
「キャッシュバックしますか?」
キャッシュバック・・・。
すぐさま浮かぶ、ジャパネット高田の社長の顔。
「今なら5000円キャッシュバック!」
ってか?
パネルには$10 $20 $30とキャッシュバックできる値段が提示されている。
キャッシュバックとは、そのお店でたくさんの商品を買った結果、そのご褒美として、キャッシュバック、つまり現金が返ってくるもんや、という認識のわたくし。
スタバをよく使うから、キャッシュバックしてくれるんかいな、と。
それにしてもキャッシュバックの値段自分で決められるってえらい太っ腹やな、と。
そんなわけないわな、と思い、お店の人に聞く。
「このキャッシュバックってどういう意味ですの?」と。
レジのおねえちゃん、やや驚いた様子で
「キャッシュバックはキャッシュバックやん」と全然説明にならない説明を返してきた。
「せやから、なんでキャッシュバックしてくるん?」
・・・・・・・・
耐えがたい変な間。
「ごめん、デビット使うの初めてやねん。どんなシステム?」と聞きなおすと説明し始めるお姉ちゃん。
なんと、デビットカードを使ったついでに、もしよかったら、ここでATMの代わりになってあげるから、お金も引き下ろせるけど、どないする?というシステムらしい。
どこまで合理的やねん、この国。
わざわざATMへ行って現金おろさんでも、デビット使ったお店で、おろせる。やや衝撃だが、そのお金、そのお店のレジから現金を抜いて、客に渡す。
エエ勉強になりました。
わからんかったら、聞く。
自国では当たり前のように出来ることだが、異国の地では、笑ってごまかそうとすることあまた。
そんな状況でもぐいぐい行けるようになった自分に逞しさを感じながらも、十分オバハン化してずうずうしいのに、もうしばらくこの国で鍛えられた結果、日本での生活で、周りを圧倒させるほどのオバハンになってやしないか、と心配するのであった。
本日もWiFiが死んだり生きかえったり。ポチっとおおきに。