このブログは駐妻や似たようなな境遇の方に向けて書いてるのですが、読者の中には結構男性の方もいてくださる、というありがたい話でございます。
さて、一昨日のブログ、「駐妻 英語との格闘」
にいただいた男目線さんからのコメント。
あっ、あなたを吊し上げて血祭りに~とかではないので安心してお読みください。
彼の書いていた内容を短く書きますと
アメリカに来て英語を頑張らないのはもったいない。それなら帰国するべき!
と。
私もここにいるからには英語をより上達させたいと思うタイプで、その期間限定のこのチャンスを逃すのは実にもったいない。だから追い込むように英語を勉強しております。
私は、英語を学習することで「自分、頑張ってんな」と思えるタイプで、生活にプラスに働くからやっております。
ただ、その英語がマイナスに働く人もいます。
駐妻は語学上達を第一の目標にその土地には来ていないからマイナスになる人もいるんです。
海外での暮らしをできればしたくない、と思いながら、旦那さんを支えるため、子供の教育のため、と話し合った上で、不安を抱えながらやってきている人たちが多いのも事実です。
そんな彼女たちが、この「英語を勉強しないのはもったいない」という言葉や、周りがやっているのに、自分はしていないという焦りから英語学習に向かい、それが苦痛で、日々の生活に影響してくるほどのモンならば、そこから少し離れてもエエ、それで駐妻失格なわけあらへんやんか、というちょっとしたエールで先日のブログを書いた次第です。
いかんせん、女というモノは、30を超えたあたりから、自分の精神的安定を保ちにくくなるという不遇の時代を迎えたりもします。
ホルモンのせい、というのなら、毎日ホルモン値が見えてくれたらエエのにな、と思うほどで、そのおかげで、今までできていた簡単な判断が鈍ること多しなんです。
そんな不安と不安定な生活を続けると、
アメリカ駐妻、英語学習、せなアカンというルールなんかない、もっと言うと、駐妻のあるべき姿なんか、もともとないんや、というとても簡単なことを見失いがちになり、自分のペース、自分のよき塩梅、自らの意思で選択する、よりも他の駐妻と同じようにしているか、出来ているか、が判断基準になってしまうこともあるんです。
そしてそれができていなかった場合、精神的にバランスを崩し、帰国せざるを得なくなることも。彼女たちにおいて、その駐妻生活は最悪であり、忘れたい過去になる。わたしはその消したい数年を作ってしまうことが「もったいない」と思うのです。
「駐妻」は妻に駐が付いただけで、日本で妻であり母であることを第一でやってきた人は、住む場所が海外になっても、そのままでいいと思うんです。大事なのは、旦那さんや、子供を支えられる存在でいられるように、精神的に健康でいること、かと。
特にいきなり現地校に放り込まれた子供たちがいる場合、毎日のケア、宿題に母も辞書片手に一緒に立ち向かうことが必要となり、そこに全精力を傾けるには、母が相当元気でないとできません。家の中を良くも悪くも回すのは「母」なんです。
その元気でいるための自分の時間の使い方は人によりけり。英語である人もいれば、踊る人、お菓子を作る、料理を習う、家の中をより暮らしやすく整える人、とその人次第。
子供たちがその生活に慣れ、楽しむ姿を数年後に確認できた時、その母は、アメリカ人生をしっかりとやってこれた、と思えるハズで、語学習得に時間を多く割かなかったことでアメリカ人生を損した、と思うのは、男女いや、男母という大きな立場の違いから生じる、ちょっとした見解の違いだと思います。
そして、いつもコメントをくださっているaidaさんは、その一番「ぬるく」ない方法で英語を習得された方だと思います。その彼女が置かれている違う立場の人を気遣って、骨をうずめる覚悟ではない人用のレッスンがあればエエと書かれたのであり、現にそういったクラスはあり、そして、ウェイティングが出ているほどの人気で、しっかりとニーズがあるのです。
ということを、一昨日のブログの文章の中から全部読み取れよ、ってのは、不可能。これ明白。いただいたコメントは、彼の立場からの発言で、そういう考えもあると理解しています。
英語学習に限らず、生活の何かがいやそのほとんどが苦痛で、帰国の日を指折り数えて暮らしている駐妻のみなさんに、一回目で失敗した駐妻目線から、少し楽になれる方法を伝授し、何かが響いて明日の活力になってくれれば、と思い、書かせていただきました。
ほな、また明日"
ポチっとおおきに。