日本語補習校が春休みに入った。


うちの息子は2年生の3学期からアメリカへやってきて、4年生の4月、補習校に入るまでの1年と1学期分の漢字が、ほぼまるまる抜け落ちている。


もちろん、ドリルを用意し、必死に教えてきたのだが、嫌々やる勉強に成果はない。


まとまった休みに、この夏休みこそは抜け落ちた分をと頑張るも大きく空回りし、いやいや、この冬休みこそ、と自分が正月休みでだらけ、それでもこの春休みこそは、と期待と取り組む前のやる気だけは大きい。


しかし、最近は子供たちをスタバへ連れて行くことで、これまでになく成果をあげている。出費はかさむが、のどがかれて、のどちんこ飛んでいきそうなほど怒ることもなく、双方にメリットあり、と感じている。


と、勉強をしていると、後ろの方からおじさんが窓をゴシゴシし始めた。

近づいてくると、


「窓を掃除してんねんけど、奥さんの服をよごしてもイカンし、飲み物にはいってもイカンから、ほんのちょっとで構わんし、横に行ってくれる?ほんまマッハで終わるさかいに」

と丁寧に言ってきた。

営業中にまさかの店内掃除!!


しかし、しかしコレでエエと私は思う。

おっちゃんの丁寧な言葉づかいから、その気遣いは伝わってくるし、それに協力しようと心から思う。


日本なら営業時間前、営業時間後の早朝深夜にこの掃除をあてがうだろう。見えない気遣いが真の気遣い、という美徳。

美しい、その考えは美しいと思うが、

早朝、深夜家を空けることで我慢やストレスが働く本人以外にも、いろんな人にかかっている。


がんじがらめでない仕事・生活スタイルは、アメリカのエエところ。




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