ハロウィンの娘のコスチュームはブルーのモンスターであった。

その被り物から長く伸びる髪の毛の毛先15センチほどをスプレーで青く染める、という計画であった。


学校のイベントでも色を決められている行事の時などは、髪を染めてくる子も多いアメリカ。


娘も練り歩き30分前にスプレーをかけたのだが・・・。


全然、青い色が浮かびあがらぬ。スプレーをかけてかけてかけまくる。

その茶色い髪の毛に乗っかった青のせいで、深緑というのか、黒びかりし始めたというのか。

もう、完全ワカメ。


そうなのだ。

あのスプレー、金髪にかければ色が美しくつくのだ。

なんという初歩的ミス・・・。


そこから娘と金髪話となった。


透き通るような白い肌に、最高級の金髪じゃねーのか、と思うほどキレイな金髪の子がいる。しかし娘が言う。「でもね、ママ、眉毛とまつ毛は少し茶色っぽい色やねん」と。


そこからわき出でるアジア人親子の素朴な疑問。

ほな、わきの下、どないなんやろ・・・。

「それは、処理済みで見たことない」という娘。

「ほな、その、つまり、下の方は・・・」


と言いかけて2人で目を合わせ、もうやめとこか、となった。


あっ、そういうことは旦那に聞けば・・・、イヤ、もうホンマやめとこう。



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