オーナーが昼過ぎにやって来て、諸々大丈夫であることを確認し戻っていく。
夕方、そろそろ夕飯の用意にとりかかろうとしたところ、娘が言う。
「ママ、1階のトイレ、水が溢れそう・・」
まじでか~、今度は下の階のトイレ~。オーナーおる時正常、帰ってから異常~、ほんで、金曜日~。
なんて日だー!!
チュッポンでごすごすやるも、なかなか水がはけない。
ほな、この状態で上の階、どないなってんねん、と思い行って見ると
アカン!流れへんかったティッシュがたんまり浮いとる―!!
しかも、運悪し。息子のぽっとりの後やないか。
これは、難易度高し…
まず、暖房の吹き出し口をふさぐ。
今回失敗すれば、色んなモンが家中に巻き散らかされてまう。
しかしだ。このチュッポンで思い切りガスガスやれないのだ。
わたしには経験がなさ過ぎる。
身体のいたるところに「ぽっとり」が飛び跳ねてくるという経験が・・・。
控えめにやったとて、効き目あるはずナシ。
途方に暮れる。
旦那にフェイスタイム。
会社に残るスタッフ、チュッポン使いの、いやいや、色んなところの「つまり」のベテラン。熱湯を注げ、ハンドソープを加えろ、と指示が飛ぶ。さすが、玄人は言うことが違う。
タイにいたときのメイドの有難味がよくわかった。
異国の地で、いつも家にいてくれる地元人。
何かあったら対処法を知っている。
できなくても、すぐ修理屋を呼べる広いネットワークに軽いフットワーク。
まさか、希望の先進国に赴任し、発展途上国の日々を懐かしむ、とは思わなかった。
3個あるトイレのうちの2個がつまった。
もう排水のパイプの奥の方に問題があるに違いない。
そうなると・・・
残り1個のトイレが生き残る、とは思えない。
冬の暖房故障では体温を守るのに必死。
今度は、膀胱を守らねば・・・。
何をしとんねん・・・。
新たな試練。ポチッとおおきに。