アメリカで歯医者に行くことに。
タイでの話。
タイの歯医者さんの治療レベルが高いからとヨーロッパ周辺からの旅行客が治療していくなんてのも多かったらしい。
常夏の国で、カッチカチのおいしいチョコを食べたいという欲望から冷凍庫で冷やしたチョコを奥歯で噛んだら、治療済みの歯が欠けるというアホみたいなことで一度タイの歯医者にかかったことがある。先生は、応急処置ですよー、と言って治療したのだが、あれから6年、なんの問題もなく現役だ。
今回は、アメリカ。
歯ブラシが当たるとピリッとするから虫歯に違いない、と思って行ったのだが、結局歯ぐきが下がり、敏感なところがむき出しになっているのが理由だった。。
ホッとしたのも束の間。全然自覚症状のないその他の3本の虫歯を発見される。
で、まずはその敏感地帯を補強するため、麻酔してからの治療となったのだ。
すると、治療中気を紛らわすために、ドラえもんのポッケから出てきたみたいな、メガネが渡されるた。20本ほどの番組から選び、メガネをかけると、その向こうに映像が映っている。
なんぼハイカラやね~ん
あっちもこっちも丸出しの部族が街にでてきて喰らう衝撃レベル。
驚き過ぎて、メガネから垂れ下がっているイヤホン、耳に入れず、映像に食い入る。
先生が「これ耳に入れないと聞こえないよ」と冷静に一言。
恥ずかしっ。笑てくれ。
こんなハイカラな道具、初めてなんもんでとイヤホンを耳に突っ込む。
選んだのは、師匠さんま氏のホンマでっかTV。
マツコとブラマヨの掛け合いを見ているうちに治療は終了。
メガネを外し、治療台から降り、何気に鏡を見たら、鼻の上2か所に赤い傷のようなものある。なんやコレ・・。まぁまぁへこんどるし。
これは、もしかして、四次元ポッケから出てきたメガネの重さでできた跡ではないか・・・。大して重くないのに、このへこみ。皮膚か、皮膚のハリか?メガネ程度の重さが持ちこたえられへんかったこの現実。
歯茎が下がるとか、皮膚が負けるとか、こういう小さな積み重ねを経て老化現象を受け入れていくんやろうと、中年の扉を開きつつある今思うのだ。
なるほど、それはまるで、社会で男性からの声掛けや態度という小さな積み重ねで、「自分は美人ではない」という自覚をもつというのと似ているな。
美人でないカテゴリーはだいぶ経験を積んできた。もちろん、1ミリでも美人に近づきたい願望は今でもしこたま持っているが・・・。
来週は老化受け入れのワンステップとして、コットン持参して、鼻とメガネの間に敷いてやろう。
そう
老化と正しく向き合うために。
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