学校最終日、息子3年生は午後から2時間、完全パーティタイム。娘、ミドル6年生はすべての授業が20分授業となり、短縮して稼いだ時間で、クリスマスのビデオを見るという、遊びの一日を過ごしてきた2人。


子供たち、みんな小さな紙袋を両手に持って登校していた。

お世話になった先生に渡すギフトだ。

受け取った先生たち、マシーンのようにサンキューを繰り返していたらしい。ところがだ。娘があのチョコを渡したときだけ、VERY MUCH!!と明らかに声が大きくなったそうな。


Crate&Barrelは女性が好きな店だ。

娘はバレルの手提げ袋にバレルのチョコを入れていった。

「バレルの紙袋から、どうせ違うモンが出てくるやろうと見せかけてのバレル。だから先生喜んだんやで」、と女の心を分析する、小さな女。怖い・・・。


先生たちはお返しにチョコや、鉛筆やあめちゃんやら、と用意してくれていた。

その中で、一番多かったのが、このキャンディーケーン。

ミドルでは、このキャンディーのオーダーを少し前から取っていた。

自分が誰に渡したいかを記入し代金を支払い係りの人に渡す。基本、好きな人、らしい。当日、そのキャンディーは誰から送られたかを伏せて相手の子に係りの子から渡される。


つまり、男前やらマドンナには多くのキャンディーケーンが届く。

娘の学年のマドンナには、25本ものケーンが届いたらしい。

娘には1本も来なかった・・・。


私は、ハード面、つまり、「みてくれ」ではずいぶん損をした人生を送ってきた。だからこそ、自分の子供には華やかに舞って欲しいと、顔の濃い旦那を選んだのに・・・


思い通りのブレンドにはなかなかならんモンで、優性遺伝で出るハズだったくっきり二重をおさえて、私の室町や江戸時代ならばモテていたであろう残念な目が出てしまったのだ。どんだけ、私の遺伝子強いねん・・・。


白人が多すぎるこの街で、そのアジアンが華やかに舞える時がくるのだろうか・・・。


娘よ、「美」は数もつことで逆転できることもある。

ハード面の美に欠ける場合は、字を美しく書け、部屋を美しくしろ、服をいつもキレイに着ろ。わたしは知っている、美人に字が汚いのが多いのを。あの人たちは既に大きな「美」を持っているから、そのほかの「美」に対して努力しなくても、華やかに舞っていられるのだ。


と私は小学生の高学年ごろから少しずつ気が付いていった。


アメリカにいる間に、娘にはステキな恋愛の一つや二つ、経験させてから帰国したい、とキャンディーケーンを見ながら考えた今日であった。 



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アップ美人で字がきれいな無敵女子に出会った時、「完敗」という言葉を知った。ポチっとおおきに。