息子の学校でアルバム用の写真、クラス写真の撮影があった。
娘の時は、本人の希望もあり、以前伊勢丹で買ったええワンピースを着させていった。息子の撮影の日、撮影日であると認識しながらも、服をどうこうしようという発想すら生まれず、ターゲットで買った1000円しないTシャツで行ってもうた。
写真は、サイズが選べる。さらに、キーホルダーやマグカップなど、自分の写真が入ったものまである。いつもオーダーシートを見ては、アイドルちゃうねん、いらんがな、と言いつつ普通の写真だけをオーダーしていた。
先日、フットボールの写真撮影があった日。隣に座っていた母ちゃんがWalletを注文していた。
息子の写真が入った財布かぁ。誰が使うねん、と思っていた。
その母ちゃんに、wallet 頼むの?と聞くと
うちは、毎回、wallet 頼むのよ~、と。
どんだけ息子の顔写真の入った財布集めとんねん。
使うん、その写真入り財布?
と言うと、一瞬の沈黙があり、笑われた。
ちゃうがなー。Walletって財布っていう意味やけど、この写真の場合は、財布に入れられるサイズやよってこと。じいちゃん、ばあちゃんとかに配るんやん、と。
少し笑いがおさまったかと思うと、また湧いてくるようで笑ってはった。
財布サイズのななめ構えのニッコリ写真が8枚もやってくる。配りきれる相手がいるのもすごい。
日本じゃ、もうデータの時代で、紙焼きにすることはめったにない。スーパーの中にあったカメラ屋もいっぱい姿を消していってる。
色々進んでいるアメリカやけど、写真は少しアナログを愛するようや。
老いからくる写真写りの悪さをなかなか受け入れられないでいる。「写り」ではなく、それが真の姿....。ポチポチっと今日もおおきにね。