昔、やややんちゃであったと思われる父ちゃんのその息子たちが所属するフットボールチーム。
週3回の練習と毎週土曜日の試合で計4回は顔を合わせている。
8歳の息子、英語の習得に関してはスポンジだ。
転校してきてすぐは、手に「もしもセンテンス」のカードを持たせていた。
もしも何かあった時にそれを見ながら伝える、もしくは先生に見せると通じるように、場面を想像し、そこから起こりうるハプニングを想定。それに対して不安になるあたりを先読みし、その時に言いたくなるかもしれない英語を書いたカードだ。
あまりにも想像の世界過ぎて、使うことはあまりなかったようだが、あるだけで安心だと言っていた。
そんな息子が言った。
What's up, buddy?
バ、バ、バディってあんた。
肩にラジカセ乗せてリズム取りながら歩く黒人、目に浮かんだわ。
いや、粗挽きソーセージ片手に踊る久保田利伸でもよかろう。
訳せば、おい、最近どうや、お前、となる。お前って誰に向かってゆっとんねん。「もしもセンテンス」カードを手に握りしめ不安げに登校しとったあの日々はどこへ行ってもうたんや。
英語の先生いわく、バディは、男性が使う言葉で、女性は使わんと。
昨日、フットボールの練習が終わり、急いで帰りたいのに、子供たちが遊びだしてキレた母ちゃんがこう言った。
Come on, buddy!
先生?目の前の女性が大きい声でbuddy使こうてますけど。
関西弁的に訳しときましょ。
はよ、来んかい、われ~。
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