先週の土曜日、悪天候のため延期になっていた息子の友達の誕生日プールパーティが開かれた。今回の誕生日会は、お誕生日プレゼントのかわりに、学校に寄付する物を持ってきてね、というものだった。

 

我が家はアメリカ国旗柄のおされバケツに鉛筆やらノリやら入れて、それでも少しバースデーらしさをだすために簡単なラッピングも施した。パーティの時間に間に合うように家を出発した。ここまでは完ぺきだった.....

 

 

プールに到着し、車を駐車していると、お友達がいそいそとプールへ急ぐ姿が見えた。

 

 

あれ?手ぶらちゃう?

 

 

親が持ってんのか?と思い見てみる。右手に大きなバッグ。ほら、あの中に寄付するもん入ってんねんて、と言う私。子ども、車の中から目いっぱい首伸ばして覗く。「ちゃうで、ママ、タオルやったで」という子供たち。

 

 

よし、もう少し車の中にいて、みんなをウォッチングしよう、となったのだ。

 

 

来る人来る人、えらい身軽でやってくる。そしてみんな白い封筒だけを持っている。バースデーカードやんなぁ、アレ。ってことは寄付の品は別日に別場所にってことなんやろうか.....。

 

 

らちが明かぬ。

 

 

娘とわたし、そーっとパーティ会場に近づいて様子をうかがうことにした。

 

 

ない。どっこにもない。寄付らしき品物がないのだ。どういうこと??と思っているとパーティの主催者のお母ちゃんに見つかる。

「あーー、来てくれてありがとう」なんて言われた続きに「ボックスはあっちにあるから、よろしくね、ありがとう」って言われたのである。

 

ボックスとは・・・?

 

 

 

ボックスに近づく。なんか書いてある。Donation Box........

 

ましゃか・・・

 

 

次々にみんな、ボックスに封筒を入れていく。寄付って、物やのうて

 

お金のことやったんか~い!!

 

車で待機していた旦那と息子に即、異常事態を報告。

「金、金やったやないか~!!」と叫ぶ私。「大丈夫、お金あるからと落ち着かせようとする旦那。「ほな、封筒、封筒は?ないやんな、ないに決まっとるやんな~」

 

旦那いったん家に取りに戻るというドタバタとなったのである。

 

なんとか、寄付のお金入り封筒を用意し、さも最初からこのパターンでプレゼント寄付を用意してきてましたよ顔でボックスに投入。こうして無事、我が家もボックスに寄付金を入れることができたのである。

 

しかし、なぜそんな間違いをしてもうたのか。今一度招待状を読み返してみたのである。

 

 

In the lieu of gifts, we would like you to bring a donation for school.

 

ギフトの代わりに、学校への寄付をもってきていただきたい。

 

この文章から、全員がどうしてお金の寄付と理解したのか。みんな文脈を読み取る天才なのか?と思いつつ続きを読んだ。

 

 

We will work to use the donated funds for something that will benefit the students.

 

あーーーーーっ!!!

 

the donated fundsドンッ for sometihng.......

 

「お金」言うてはりますやんか~

ただの凡ミス。チ~ン・・・

 

パーティは2時間ほど続き、ケーキが出た。ケーキはこれでパーティ終わりますよのサインでもある。

 

 

Boiのシカゴに住むことになりました。

 

尋常ではない甘さのケーキがぐいぐい身に染みる。

 

パーティはおひらき。招いていただいたお礼を言い、車に乗り込んだ。助手席にむなしくもキレイに飾られた寄付の品が無言で鎮座していた。

 

 

責めるな、そう私を責めるでない....

 

 

 

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