とにもかくにも、まずは写真から、なのか?アメリカはほんまようけ写真を撮る。
セッション毎の習い事を始めれば、そのユニフォームで写真をとり、学校が始まれば全員でとる。父娘のダンスパーティとならば、痛々しさを覚えるハートが飛び散った背景の前に立ち、リクエストされるがままのポーズで撮らされる。
昨日の学校開放でも写真撮影があった。前もって書類が届き、サイズなどを選ぶことになっている。
追加料金払うと、まるで女優待遇かのように肌の修正までしてくれる。
学校へ行くと、体育館に撮影スペースが設けられていた。アメリカお得意の斜め座り、アゴは引くな、もっと笑えで撮影進行。
えらい本格的なセット。娘大きく笑うもアメリカ人には物足りんらしい。もっと、もっとと言われている。
おたくらアップダウンの激しいお顔やとそりゃぁ笑顔も「にかっ」と出るやろうけど、わてら、畳みたいにフラットな顔ですねん、そない笑え言われても、もうブサイクな顔しか残ってません、と心で思う。娘よ、それが限界なのは、母がようわかっておる。それで上等、上等。
撮影を無事終え、帰ろうとしたとき、娘の手に、ある書類が見えた。
これ何や?
学校始まってから学年全員で撮るパノラマ写真の申込書。また写真かいな。しかも別料金。今回の料金で、同じ日に撮ってくれよ。そないようけ写真いるか?
もちろん断ることもできる。とはいえ、ほとんどの子が買うからして、うちはいりませんと拒むことはようせん。毎年毎年、飾るスペースもないくせに、写真だけがたまってゆく。
ポチッと、ほんまいっつも、ありがとう。おかげさんで1位いただきました。