醒(sei)です。
本日は、
時間の流れについて考えたいと思います。
時間の流れは過去から未来へ進むのではなく、
未来から過去へ流れていく。
この考え方は、実は
仏教哲学においても、
アインシュタインの相対性理論においても、
採用されている考え方です。
”いま” という瞬間は、時間が経つと過去になります。
また、未来は勝手にやってきます。
そう考えると、
時間は未来から過去にながれていくという方向性でも、
なんだか納得できますよね?
時間は未来から過去に流れていくイメージができると、
とても重要な気づきを得られます。
それは、過去の囚われから解放されることです。
というのも・・
未来から過去への時間の流れとして考えると、
過去の事実は遠くに流れてしまい、どうすることもできないことに気づきます。
過去のせいで、今の自分は不幸になってしまったのだ、
と考える人もいるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
過去に知らないうちに植え付けられた
常識や経験や体験が潜在意識下の記憶として保管されており、
人はその潜在意識により、無意識に感情がコントロールされ、反応しているだけなのです。
過去の事実が"いま"に影響を与えているのではなく、
過去にインプットされた潜在意識が"いま"の状態に影響しているのです。
過去の過ちや失敗は決して変えることはできないのです。
しかし、過去の事実に対する意味付けや解釈は変えることができます。
あの時の失敗があったからこそ、その後より良い選択ができ、今の自分があるのだと感じることができます。
過去は自分にとって必須の出来事だったのだと解釈を変えるだけで、過去から解放され、過去を乗り越えることができるのです。
もうひとつ重要なことは、
未来は一つではなく、あらゆる可能性を含んだ世界(マルチユニバース)であることを認識することです。
どれが選ばれるかはわからないが、未来には可能性が無限にある。
未来がこちらに迫ってくる中、いかに必要な情報を意識的に選択するかで、あるべき未来は変わります。
迫りくる未来から適切な選択をするためには、
思考と想像力が不可欠です。
思考・想像は時間と空間を超えることができます。
たとえば、
魚釣りの時に、おおよそあの場所、あの時間帯にえさを垂らしておけば魚が食いついてくれるだろうと、
未来に対して想像を働かせることができるように、
未来に対して時空間を超えた思考・想像を働かせることで、
臨場感豊かに理想の未来を思考・創造し、真のゴール設定が可能となります。
ゴール設定ができると、
迫りくる未来に向けて必要な情報を適切に選択し、理想の未来を実現する確率を上げることができるのです。
”いまこの瞬間”に何を選択するかということがとても大切です。
マインドフルネス(いまここに意識を集中すること)の精神で、
理想の未来に向けていま何を選択すべきかということに意識を向け、
適切な選択を続けていくことが、
理想の未来をたぐり寄せる唯一の方法なのです。
本日のまとめ
・未来から過去への時間の流れを意識する。
・過去の事実は変えられないが、過去の事実に対する解釈は変えることができる。
・過去の囚われから解放される。
・未来には無限の可能性がある。
・思考・創造により時空間を超えた、臨場感のある理想の未来を思い描く。
・"いまこの瞬間"を意識し、迫り来る未来に対して、適切な選択を行う。
あなたも未来から過去という時間の流れを意識することで、理想の未来をたぐり寄せてくださいね。
それではまた。