「命の尊さ」と「お金の重さ」
松岡利勝農林水産大臣が自殺した。
現役閣僚の自殺は、私、宇宙人セグが知る限り、戦後初めての事態である。
松岡農水相と言えば、先の事務所の光熱水費の流用疑惑、緑資源機構の官製談合事件なんかでも関わりが噂されていて、スキャンダルの噂が絶えない人物だった。
しかしながら、どんなに疑惑を追及されようとも、「したたかな政治家」を地で行くイメージと、どうしてこの時期に自殺を選んだかという点で非常に不可解な事件である。
ある報道機関の司法記者によると、「松岡農水相周辺に捜査が迫るのは7月の参院選の後だろう。汚職は出なくとも、政治資金規正法違反のヤミ献金だけでも立件すると言われている。」という情報もあって、参院選前のこの時期は捜査の深部に入り込みにくい。そういったことから「なぜこの時期に自殺か?」と首をひねる関係者も多い…。
正直、国会での事務所費・光熱水費の流用疑惑の答弁でも終始一貫、「法の定める範囲において、適切に報告している」などと答弁。その飄々(ひょうひょう)とした受け答えからは、とうてい「自殺」という行動をとるとは想定できなかったからだ。
一方で、安部晋三首相をはじめとずる自民党幹部たちは、「限りなく真っ黒な松岡氏」をかばい続けた。当然、参院選を前に自分が選んだ閣僚の首を切るというマイナスイメージを国民に与えたくないという思惑をあっただろうが、どう考えても、「疑惑のデパート?(笑)」である松岡氏をそのまま閣僚に留めておくことの方が、イメージのマイナスは大きかったはずで、松岡氏が農水大臣に置いておかねばならない何らかの理由が存在したとしか思えない。
先の自殺理由、自殺時期と併せて、この事件の裏側にはもっと大きな影が存在するのではと疑わざるをえない…。
願わくば、この「政治とカネ」に関わる問題が、松岡氏の死亡でピリオドが打たれることなく、真相究明がなされることを願ってやまない。
さて、自殺者の数がバブルが崩壊した10年ほど前から年間3万人を超えるようになった…。これは、実際に命を落とした人の数であって、未遂や自殺を考えた人の数も入れると、おそらくこの何倍、何十倍にもなると言われている…。
人が自殺へと向かうプロセスは幾つかの学説があるわけだが、金銭的、人間関係的に二進(にっち)も三進(さっち)も行かない状況に陥ったとき、突然うつ状態になり、「現状の窮地から逃れたい」「自分の存在が無くなれば誰にも迷惑をかけず万事うまくいく」といった心理状態が支配して、自殺へと走るらしい…。
このような日本人の自殺は、イスラム教の「ジハード(聖戦)」のために自らが犠牲(=英雄?)となる自爆とは理由が全く異なる。イスラムの教えでは「自殺」を禁じていて、「自爆テロ」というのは、「自殺」ではなく「殉教」として捉えられているからだ。
したがって、日本の自殺のように、「この世に嫌気がさして…」といったマイナス要素ではなく、「聖戦で殉教すれば、神の国で英雄になれる」といったことで自らの生命を犠牲にするのである。
そういったことから言えば、先進国で、宗教色の弱い日本人の自殺者の多さは世界的に見ても稀有な状況である。
というか、この国では「生命」に対して、あまりにも軽く見る意識が水面下で浸透しているようだ。
では、何故日本人は自己の生命を軽視するようになったのだろう?
国としての政策で、何よりも重要かつ大切なことは国民の「生命・財産」を守ることである。
振り返ってみて、これまでの日本の政策で、国民の為に行われたことや納得できたことが一度でもあっただろうか。
・年金の身勝手な流用にみられる社会保険庁の悪質な実体。国民の財産である年金データの消失。
・官僚と特殊法人の癒着。官僚天国の天下りシステム。
・無差別大量殺人事件を起こした宗教団体が、団体名を変えて在続している司法制度の異常性。
・政府機関の様々な不祥事に対して、全く責任を取らない当事者である政治家・官僚とそれを許している超法規システム。
・内部告発をしている勇気ある告発者に対して、政府機関は一切の救済処置を取らない。
・国民に対して数十年間隠し続けてきた拉致問題(拉致問題は被害者団体の努力で発覚)。(拉致被害者は430名前後とされているが、日本政府が認定しているのはわずかに10数名程度である)。
…など、挙げればキリない…。
唯一積極的にやっていることは、税率を上げる「理由探し」と「使うこと」のみ。国民の財産が政治家・官僚の利害関係でどれだけ摂取されてきたか…。
これが正常な国の在り方だとは、到底言えるはずもない。いつしか、「国民の生命と財産を守る」尊厳もなくなってしまった。むしろ、この国ができてから、一度も尊厳などなかったのかも知れない。
うわべだけでなく、国が国民の生命・財産を真に尊重しない限り、国民の自殺は減らないだろうし、国民が汗水流して収めた税金は有意義に使われるはずもない…。
PS:本日の画像のお題
「こうならないように…。」
現役閣僚の自殺は、私、宇宙人セグが知る限り、戦後初めての事態である。
松岡農水相と言えば、先の事務所の光熱水費の流用疑惑、緑資源機構の官製談合事件なんかでも関わりが噂されていて、スキャンダルの噂が絶えない人物だった。
しかしながら、どんなに疑惑を追及されようとも、「したたかな政治家」を地で行くイメージと、どうしてこの時期に自殺を選んだかという点で非常に不可解な事件である。
ある報道機関の司法記者によると、「松岡農水相周辺に捜査が迫るのは7月の参院選の後だろう。汚職は出なくとも、政治資金規正法違反のヤミ献金だけでも立件すると言われている。」という情報もあって、参院選前のこの時期は捜査の深部に入り込みにくい。そういったことから「なぜこの時期に自殺か?」と首をひねる関係者も多い…。
正直、国会での事務所費・光熱水費の流用疑惑の答弁でも終始一貫、「法の定める範囲において、適切に報告している」などと答弁。その飄々(ひょうひょう)とした受け答えからは、とうてい「自殺」という行動をとるとは想定できなかったからだ。
一方で、安部晋三首相をはじめとずる自民党幹部たちは、「限りなく真っ黒な松岡氏」をかばい続けた。当然、参院選を前に自分が選んだ閣僚の首を切るというマイナスイメージを国民に与えたくないという思惑をあっただろうが、どう考えても、「疑惑のデパート?(笑)」である松岡氏をそのまま閣僚に留めておくことの方が、イメージのマイナスは大きかったはずで、松岡氏が農水大臣に置いておかねばならない何らかの理由が存在したとしか思えない。
先の自殺理由、自殺時期と併せて、この事件の裏側にはもっと大きな影が存在するのではと疑わざるをえない…。
願わくば、この「政治とカネ」に関わる問題が、松岡氏の死亡でピリオドが打たれることなく、真相究明がなされることを願ってやまない。
さて、自殺者の数がバブルが崩壊した10年ほど前から年間3万人を超えるようになった…。これは、実際に命を落とした人の数であって、未遂や自殺を考えた人の数も入れると、おそらくこの何倍、何十倍にもなると言われている…。
人が自殺へと向かうプロセスは幾つかの学説があるわけだが、金銭的、人間関係的に二進(にっち)も三進(さっち)も行かない状況に陥ったとき、突然うつ状態になり、「現状の窮地から逃れたい」「自分の存在が無くなれば誰にも迷惑をかけず万事うまくいく」といった心理状態が支配して、自殺へと走るらしい…。
このような日本人の自殺は、イスラム教の「ジハード(聖戦)」のために自らが犠牲(=英雄?)となる自爆とは理由が全く異なる。イスラムの教えでは「自殺」を禁じていて、「自爆テロ」というのは、「自殺」ではなく「殉教」として捉えられているからだ。
したがって、日本の自殺のように、「この世に嫌気がさして…」といったマイナス要素ではなく、「聖戦で殉教すれば、神の国で英雄になれる」といったことで自らの生命を犠牲にするのである。
そういったことから言えば、先進国で、宗教色の弱い日本人の自殺者の多さは世界的に見ても稀有な状況である。
というか、この国では「生命」に対して、あまりにも軽く見る意識が水面下で浸透しているようだ。
では、何故日本人は自己の生命を軽視するようになったのだろう?
国としての政策で、何よりも重要かつ大切なことは国民の「生命・財産」を守ることである。
振り返ってみて、これまでの日本の政策で、国民の為に行われたことや納得できたことが一度でもあっただろうか。
・年金の身勝手な流用にみられる社会保険庁の悪質な実体。国民の財産である年金データの消失。
・官僚と特殊法人の癒着。官僚天国の天下りシステム。
・無差別大量殺人事件を起こした宗教団体が、団体名を変えて在続している司法制度の異常性。
・政府機関の様々な不祥事に対して、全く責任を取らない当事者である政治家・官僚とそれを許している超法規システム。
・内部告発をしている勇気ある告発者に対して、政府機関は一切の救済処置を取らない。
・国民に対して数十年間隠し続けてきた拉致問題(拉致問題は被害者団体の努力で発覚)。(拉致被害者は430名前後とされているが、日本政府が認定しているのはわずかに10数名程度である)。
…など、挙げればキリない…。
唯一積極的にやっていることは、税率を上げる「理由探し」と「使うこと」のみ。国民の財産が政治家・官僚の利害関係でどれだけ摂取されてきたか…。
これが正常な国の在り方だとは、到底言えるはずもない。いつしか、「国民の生命と財産を守る」尊厳もなくなってしまった。むしろ、この国ができてから、一度も尊厳などなかったのかも知れない。
うわべだけでなく、国が国民の生命・財産を真に尊重しない限り、国民の自殺は減らないだろうし、国民が汗水流して収めた税金は有意義に使われるはずもない…。
PS:本日の画像のお題
「こうならないように…。」
