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今日のテレビゲーム情報 2012/04/11


●= 『バイオハザード6』の発売日が2012年10月4日に前倒し!【トレーラーあり】【CAPTIVATE 2012】 =●
●= 『バイオハザード6』開発の中核をなす3人のインタビューをお届け【CAPTIVATE 2012】 =●

PS3&Xbox360『バイオハザード6』公式サイト

4月3日と4日にイタリアで行われた、カプコンのプライベートイベント”CAPTIVATE 2012”。
色々な発表があったようです。

まずは、すでに発表済みの『バイオハザード6』。
11月22日に発売予定となっていましたが、約1ヵ月半も前倒しに。完成の目処がついたということなんでしょうね。きっと。
また、最新のムービーも公開。見覚えのあるキャラクターやキーワードが色々とあり、シリーズ経験者ならニヤリとできるかも?

予定より、ちょっと早く楽しめるようになったシリーズ最新作。
あとはまあ、前倒ししたクセに致命的なバグがあるという失態は、ないようにお願いしたいです。

10月4日に発売予定で、価格は7,990円(税込)です。




●= 『ロスト プラネット 3』が2013年初頭に発売! トレーラーも公開に【CAPTIVATE 2012】 =●
●= 『ロスト プラネット 3』開発者にインタビュー!【CAPTIVATE 2012】 =●

PS3&Xbox360『ロスト プラネット 3』公式サイト

同じく”CAPTIVATE 2012”で発表された、『ロスト プラネット』シリーズの最新作です。

私は未プレイなので細かくは分かりませんが、内容は『2』よりも初代に準拠したものになっているそうです。
舞台も、初代を思い起こさせる極寒の世界に。いわば”原点回帰”ですね。

また、インタビューを軽く読み進めていると「先人の苦労を体感してもらいたい」という言葉も。過去の2作品と比べると、アクション性よりリアリティーのほうに重きを置いていそうな印象です。
特に日本のユーザーは、過去の作品で出来たことが出来なくなったりすると、それだけで反感を買うことが多いので、そこがちょっと心配かな…。
ま、これだけの情報では何とも言えず。続報を待つことにしましょう。

2013年初頭に発売予定で、価格は未定です。




●= 『ファイアーエムブレム 覚醒』追加コンテンツのゲストキャラに“異界のマルス”が登場――5月31日まで無料配信 =●(10日の情報です)
3DS『ファイアーエムブレム 覚醒』公式サイト

発売まであと少しとなりましたが、ここで、追加コンテンツ第1弾の内容が明かされました。
登場するのは、”異界のマルス”。異界、というだけあって今までとは若干雰囲気の違うように見えるマルスですが、シリーズファンにとっては気になることでしょう。
本来は300円かかりますが、5月31日までは無料でダウンロードできます。

おそらく第2弾、第3弾と続くのでしょうが、はたして任天堂の追加コンテンツは受け入れられるのでしょうか?
その基準を見る、いい機会になると思います。

4月19日に発売予定で、価格は通常版が4,800円。
任天堂オンライン販売限定のスペシャルパックが19,800円です。(ともに税込)

PS3『Portal 2(ポータル 2)』 ファーストインプレッション



Portal 2(ポータル 2)
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション3・Xbox360
配信開始日 ―→ 2011/05/19
配信価格 ―→ 7,140円(税込)
 ※5月31日に廉価版(3,129円)が発売されます。
ジャンル ―→ ファーストパーソンパズルアクション
プレイ人数 ―→ 1~2人
 └→ ローカルプレイ(目の前の人とのプレイ) ―→ 2人
 └→ インターネット通信プレイ ―→ 2人
CERO(対象年齢) ―→ A(全年齢対象)


■====== 簡単なご紹介 ======■

Xbox360でダウンロード専用タイトルとして配信、あるいは他の作品と一緒にパッケージ版として発売された『Portal(ポータル)』の続編タイトルです。

丸い不思議な空間”ポータル”をうまく利用して先に進んでいく、一人称視点のアクションパズルゲームとなっています。
その革新的なシステムはそのままに、新たに2人の協力プレイ専用のモードが追加されています。ステージは、全く別物だそうです。…まだ楽しめていませんが(苦笑)


今回、私はPS3版を購入しました。内容と操作を軽く説明しますね。

内容はシンプルそのもの。
そのままでは進めそうにないステージを、先ほど言った”ポータル”などを駆使して先に進んでいきましょう。

ある程度進むたびに、チェックポイントで自動セーブ。敵の攻撃を受けたり、いかにも落ちちゃいけないポイントに落ちたりするとミスとなり、チェックポイントから再開します。
※手動でも、いつでもセーブできます。

左スティックで移動。右スティックでカメラ視点を操作。
○ボタンでジャンプ。×ボタンでしゃがみ。□ボタンで、ブロックを持つ・スイッチを押すなどのアクションを行います。
R2ボタンでカメラ視点がズームインします。

L1ボタンでオレンジ色のポータルを。R1ボタンで青色のポータルを発射します。
壁に弾が当たると、丸い穴”ポータル”ができ、オレンジ色と青色のポータルを行き来できます。青色に入るとオレンジ色から出てきて、オレンジ色に入ると青色から出てくるのです。
これらを駆使すれば、一見進めなさそうなところも進めます。プレイヤー以外のものもポータルを通すことができますし、勢いをつけて飛び込めば、大ジャンプもできたりしちゃいます。



■====== partygameの評価 ======■
=良い  =まあまあ  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆
 価格 ―→ 2,980円(中古・PS3版)
 プレイ時間 ―→ 約1時間半
 プレイ内容 ―→ シングルモードのみプレイ中
 前作のプレイ経験 ―→ あり(『オレンジボックス』に収録されていたものをプレイ)


◆=== グラフィック・サウンドについて ===◆

○ ―→ 表現力の高さは健在です。
前回は、前半ちょっとおとなしい印象でしたが、今回は最初から激しいです。色々と。

△ ―→ サウンドは、必要最低限。
ま、前作と同じですね。必要最低限だからこそ、生まれる世界観もあります。


◆=== 操作について ===◆

△ ―→ おおむね前作と同じですね。操作。
まあ、私は前作をXbox360でプレイしています(というかXbox360でしか発売されてない)が、ボタンと操作の位置関係は、ほぼ同じです。ちょっと違うところもありますが。
前作のプレイ感覚がある程度残っているのであれば、すんなり溶け込めるでしょうし、そもそもそんなに複雑な操作ではないので、プレイ経験がなくてもすぐ慣れるかと思います。

○ ―→ ズーム機能が何気にありがたいです。
たぶん前作にはなかったと記憶しています。わりと遠くの壁を正確に狙いたいことも多いので、ズーム機能で狙いたいところに狙いやすくなりました。


◆=== ゲームの根本的なスタイルについて ===◆

○ ―→ 相変わらず見事なステージ構成です。
1つ1つの仕掛けがいい感じに考えられています。解くたびに達成感が押し寄せてきます。
でも、もちろんできることは徐々に増えていく感じです。基本的な操作や仕掛けを1つずつ知っていき、その応用編みたいなステージも出てきたり。徐々に難しくなっていきます。

序盤から新しい仕掛けがでてきますし、今回はけっこうダイナミックな仕掛けも多いので、前作の経験者も最初から楽しめると思いますよ。
もちろん、見たことのある仕掛けもいっぱい出てきますが。

○ ―→ 前作のプレイヤーはちょっとニヤリとできるかも?
ストーリーを聞いている限りでは、前作の続きということになっているようです。前作のプレイヤーは、ちょっと懐かしく感じられるところがあるかもしれません。
逆に、前作をプレイしていない人は、言葉足らずでピンと来ないところもあるでしょうが…ま、基本、ストーリーは分からなくても楽しめます。進めていれば、誰が敵なのかはだいたい分かると思いますし。

△ ―→ 読み込みが、ちょっと長くなったかな?
チェックポイントでの読み込み時間が、心持ち長くなった印象でした。ゲーム開始時の読み込みもそうです。特に、初回起動時は色々と設定するので、1分近く時間がかかります。

前作はXbox360でプレイし、いわゆる”取り込み(ロード削減のためのデータ作成)”が利用できました。今回、PS3版を購入したんですが、インストールには対応していません。そこらへんの微妙な差が出ているのかもしれませんね。
あるいは、読み込み時に暗転を挟むようになった(前作は確か、そのままの画面で読み込み)ので、見た目的に長くなったように見えるだけかもしれません。



■====== 得点とまとめ ======■ … 90点(100点満点)
前作同様、地味な刺激でどっぷりと達成感を味わえるアクションパズルとなっています。
内容や操作はほぼ同じなので、最初はちょっと同じことの繰り返しになるかと思いきや、その心配は無用でした。序盤から知らない仕掛けが出てきたので、最初から達成感を強く味わえています。

ただし、前作と違ってパッケージ版としての価格を取っている今作。
故に、色々な意味で前作と同じくらいだという印象だと、価格に不満を感じてしまうことになります。シナリオのボリュームが増えたとか、やりこみ要素が増えたとか、何らかのパワーアップぶりは見えて欲しいところです。

シナリオクリアしたら、セカンドインプレッションを書きます。

万人向け ← ○○○●○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○●○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ●○○○○○○○○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 

2012年3月の主なゲーム情報を、プレイバック!

●= 3月1日(木) =●


●= ニンテンドー3DSの新色“コバルトブルー”2012年3月22日登場! 『ファイアーエムブレム 覚醒』の本体同梱版も発表 =●

新色”コバルトブルー”は、『新・光神話 パルテナの鏡』と同日に発売され、週間で3DS本体の売上を約9万台にまで伸ばすきっかけとなりました。(その前の週は約6万台)
1年と少しで、現在のところ全6色。任天堂にしては、カラーバリエーションの増え方が少し早い気がします。ま、早いに越したことはないですかね。

また、『ファイアーエムブレム 覚醒』の本体同梱版は、任天堂オンライン販売でしか購入できません。
4月14日(土)より予約開始です。欲しい人は、お忘れなく!



●= 3月9日(金) =●


●= 『ファンタシースターオンライン2』のプレイステーション Vita版の発売が決定【PS Vita ゲーム天国】 =●
●= UMDパスポートに『MHP 3rd』、『FF零式』など一挙62タイトルが対応【PS Vita ゲーム天国】 =●
●= 1000円分のPSNチケットがもらえる“PlayStation Vita 春の感謝キャンペーン”がスタート =●

「PS Vita ゲーム天国」公式サイト

任天堂が「ニンテンドーダイレクト」を3度実施した後、それに続くかのようにSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)も、似たようなイベントを実施しました。

まあ、結果はご存知の通り。ほとんどの人が不満を抱く結果となっちゃいました。
目覚しい新タイトルや新情報はほとんどなく。唯一、『ファンタシースターオンライン2』のPS Vita版だけが注目のマトとなっていましたが、これも賛否両論のようで。しかも後日、スマートフォン版も展開されることが明らかになりました。

やるにしても、やっぱりアピールできる材料をそれとなく揃えてからにするべきでしたね。ホント。
ま、これに懲りて、もし次も実施するのであれば、少し進歩していることを期待しておきます。



●= 3月16日(金) =●


●= [海外ゲームニュース]NEO GEO携帯機が発表!? =●

そういえば、あれから1ヶ月近く経ちますが、日本では動きがありませんね。

本当に、正式発表されるのでしょうか?怪しいものです。いつの間にか日本での発売はお流れになりました、な~んてことになっていても不思議ではないですね。
とはいえ、携帯機ですと海外より日本のほうが有用性が高いので、日本市場をそんなに無視できないところもあるかと。

いっそ、3DSのバーチャルコンソールにNEOGEOポケットが参戦とかしてくれれば、それが一番幅広く展開できそうな気がしますけど…ま、それはそれ。これはこれ、ですね。



●= 3月18日(日) =●


●= Wiiバーチャルコンソール、一部『ソニック』シリーズが3月30日に配信終了
●= ハドソンのWiiウェア3タイトル配信終了に =●


3月30日に、全17タイトル。この日でないものも合わせると、3月だけで20タイトル以上のWii専用ダウンロードタイトルが配信終了となりました。

4月には「Wiiの間」も終了しますし、Wiiのインターネットサービスが徐々に終極に向かいつつあります。
まあ、他のゲーム機と比べると、インターネットサービスに対する力の入れ方が違ったので。仕方ないとも言えます。
寂しいところもありますが、逆に、Wii Uに対しての活動がそろそろ本格化してくると思えれば、いいんじゃないでしょうか?



●= 3月29日(木) =●


●= 2011年度国内ゲーム市場規模は4425.2億円――ソフト販売本数トップは『マリオカート7』 =●

ちょっと久々に、色々話してみようかな~。


やはり今の時代は、ゲームを遊ぶ舞台が多くなってきて、昔以上にゲームユーザーが分散してますよね。
スマートフォンや携帯電話のアプリ。ソーシャルアプリ。ブラウザゲームとかもそうです。

もちろん、ゲームのためのゲーム機がなくなることはないと思いますが、どんどん”贅沢品”になっていっちゃうのかな~とは思うのです。
元々から考えれば、1つのゲームに数千円払うのって、それなりに贅沢なことだと思いますし、iPhoneアプリで85円の作品が当たり前のように並んでいたり、基本無料のソーシャルアプリが並んでいたりすると、余計そう感じます。


食べ物に例えて言うなら、毎日食べるご飯にはご飯の良さがあり、月に数回食べる贅沢な料理にも良さがあります。
しかし、今の時代、けっこう食べ物に対してお金をケチっている人って多いと思うのです。
毎日、安い牛丼をほおばっていれればそれで満足。わざわざウン千円も払って贅沢な料理を食べに行く必要なんかない、と。

その一方で、そういう贅沢な料理店が全くなくなっているのか?というと、そうでもないです。
それは、贅沢で美味しいものを食べることに、大きな喜びや幸せを感じられる人がいるからです。
メジャーではないかもしれませんが、高いお金を払ってでも食べたいと思える価値があるからこそ、そういうお店は生き残っていられると思うのです。もちろん例外もありますが(笑)


ゲームの世界も、そんな食の世界と似たよう状況になりつつあるのでしょう。

普段はアプリで軽く遊んで、たまにはゲーム機のゲームをがっつりと。皆が皆そうしてくれればいいんですが、やっぱり価格面で慣れてくると、スマートフォンのアプリやソーシャルアプリでいいやってなっている人が多いものです。
一方で、ゲーム機のゲームの強い価値観を、これからも愛し楽しみ続ける人もまだ多く残り続けることでしょう。

私も、食べ物については普段はケチっていますが、たまには外食で贅沢をしています。そうしないと、人間にとって必須である食生活が、つまらなくなるので。
ゲームにおいても、最低限そうでありたいな~と思っています。


家庭用ゲーム機の市場規模が揺らいでいるなか、任天堂のように”贅沢品であることを承知で”引き続きその価値をアピールしていくのか?
それとも、価格面などで勝負して、毎日のご飯のように大衆に受け入れられる形でアピールしていくのか?
各社で、葛藤(かっとう)が続いていきそうですね。

今週発売のテレビゲーム 2010/04/12

※廉価版(れんかばん) … すでに発売されているタイトルが、低価格になって再販売されたものです。


■====== 4月12日(木)発売のタイトル ======■




EA SPORTS グランドスラム テニス 2(英語版)
 エレクトロニック・アーツ … テニス … 5,040円

DiRT 3 コンプリートエディション
 コードマスターズ … レーシング … 3,990円

レイマン オリジン - pick up!-
 ユービーアイソフト … 横スクロールアクション … 2,500円





ニコリの数独3D 第二集 ~8つのパズルで1000問~
 ハムスター … パズル … 3,990円





ARMEN NOIR portable(アーメン・ノワール ポータブル)
 アイディアファクトリー … 絶望の都市で希望の光を見つけるAVG … 5,040円(限定版 = 7,140円)

エルクローネのアトリエ ~Dear for Otomate~
 アイディアファクトリー … 女性向け恋愛アドベンチャー … 6,090円(限定版 = 8,190円)

PrincessEvangile PORTABLE(プリンセス エヴァンジール ポータブル)
 サイバーフロント … 学園恋愛ADV … 6,090円(限定版 = 8,190円)

現代大戦略~一触即発・軍事バランス崩壊~(廉価版)
 システムソフト・アルファー … 戦略シミュレーション … 3,129円





ニコリの数独V 珠玉の12パズル
 ハムスター … パズル … 5,229円

レイマン オリジン - pick up!-
 ユービーアイソフト … 横スクロールアクション … 2,500円



◆====== 注目タイトルをピックアップ! ======◆




◆== pick up 1 = PS3&PS Vita『レイマン オリジン』 ==◆

日本ではほとんど知られていませんが、ユービーアイソフトのマスコットキャラクターである「レイマン」。今回、25周年記念として2Dスクロールアクションの新作が発売されます。
25年記念作品ということで、価格も2,500円と大奮発。アメリカンらしいユニークで滑らかな動きに加え、マリオも顔負け?の、シンプル操作&多くのギミックが楽しめそうです。

で。当初は3DS版も発売予定だったハズなんですが、いつの間にか延期。そして今では、公式サイトにすら存在の痕跡が残っていないという。こうなると、たぶん発売中止でしょうね。
となると、私はPS Vitaを持っていないので、買うとしたらPS3版か…。体験版も配信中らしいのですが、インターネット接続ができないので試しようもなく。ま、価格も安いですし、ちょっと購入を検討中です。

PS3『風ノ旅ビト』 インプレッション



風ノ旅ビト
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション3(ダウンロード専用)
配信開始日 ―→ 2012/03/15
配信価格 ―→ 1,200円(税込)
ジャンル ―→ アドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1~2人
 └→ インターネット通信プレイ ―→ 2人
CERO(対象年齢) ―→ A(全年齢対象)


■====== 簡単なご紹介 ======■

これまで『flOw(フロー)』『Flowery(フラアリー)』など、独創的な作品を提供してきた開発チームによる、新作アドベンチャーゲームです。
言葉の存在しない世界。目の前に広がる砂漠。ところどころに存在する、何かの名残。先に進む手がかりを探しながら、奥地へとどんどん足を踏み入れていきます。


とりあえず、操作だけ説明しますね。
左スティックで移動。右スティック、もしくはコントローラを傾けると、カメラ視点を操作。
○ボタンを押すと、何やら不思議な波動を発します。長押しで溜めて離すと、より広範囲に広がります。これによって反応するポイントがあるので、探してみましょう。

また、随所にお札みたいなものが漂っています。近寄ると、身に着けているマフラー的なもの?にお札が吸い込まれて、パワーが溜まります。
この状態で×ボタンを押すと、浮遊することができます。押している間はずっと上昇しますが、パワーがなくなれば落下してしまいます。
お札の集まりに○ボタンの波動を当てると、一気に吸い寄せられてプレイヤーが浮遊します。

基本的な操作はこれだけ。
これだけで、先に進む手がかりを見つけ、道を切り開いていきます。
なお、ゲームオーバーという概念はないようです。


あと、今作はいくつかのチャプター(区切り)があります。
すでに通ったことのあるチャプターには、オプションからチャプター選択エリアへ移動して、自由に選ぶことができます。
※チャプター選択エリアに移動すると、セーブされていない現在の進行状況は消えるので注意しましょう。



■====== partygameの評価 ======■
=良い  =まあまあ  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆
 プレイ内容 ―→ シナリオクリア
 シナリオクリアまでの目安 ―→ ●○○○○
  ●○○○○ = 10時間未満
  ●●○○○ = 10~20時間
  ●●●○○ = 20~30時間
  ●●●●○ = 30~50時間
  ●●●●● = 50時間以上
 備考 ―→ 途中までオンライン、途中からオフライン


◆=== グラフィック・サウンドについて ===◆

○ ―→ 表現力と広大さがプレイヤーの目を惹きつけます。
リアル志向のグラフィックではなく多少メリハリの利いた色調ですが、砂漠とかの、風などによる砂の流れとかが怖いくらいに自然。
そして、どのマップも広い。簡単に迷えそうなくらい広いです(笑)
何やらこっそりと、収集要素みたいなものも隠れているようなので、探究心をくすぐります。

○ ―→ サウンドによるアクセントが随所で光ります。
場面や状況によって、音楽が変わる様がすごくいいですね。昨今の『ゼルダの伝説』シリーズみたいな感じです。
この作品は「言葉」が存在しない作品なので、音楽による表現が、より強い存在感を示しています。

△ ―→ 見たら分かるかと思いますが、地味です。
最後のほうはテンション上がりますが、序盤は分かっていることも少ないだけに、少々退屈に感じるかもしれません。
そこはまあ、とりあえず歩を進めていってみてください。どこかで印象が変わる…かもしれません。


◆=== 操作について ===◆

△ ―→ 良くも悪くも、シンプル操作。
基本的には、移動と○ボタン・×ボタンだけ。ファミコンでもやろうと思えばできる操作スタイルなので、誰でも分かりやすいかと思います。
ただ、モーションコントロールによるカメラ操作は、別になくても良かったかな…という印象です。まあ、なくてもいいなら、あってもいいじゃん!とも言えますが(苦笑)

○ ―→ 疾走感を得られた時の気持ちよさが、いいですね。
お札をたくさん付けて、すごく高くジャンプしたり。ある程度坂になっている地面は、スーッと滑り降りていったりします。
本来は行動にけっこう制限があったりする反面、ダイナミックに行動できる時の喜びが、より強く感じられます。


◆=== ゲームの根本的なスタイルについて ===◆

○ ―→ プレイヤーの想像力を、かきたてます。
ここは、言葉のない世界です。ゲーム中は(操作説明やメニューを除いて)一切言葉が出てきません。
そんな中で、周りの景色とか表現とか、あるいは何らかの幻想とか音楽とか。そういったもので、ユーザーの想像力を刺激します。
おそらく、この作品を遊んだ人たちに「これはどういう物語でしたか?」と問うと、十人十色の答えが返ってくるのではないかと思います。もちろん、ここで語ると壮絶なネタバレになるので、言いませんが(笑)

それくらい、どうとでも取れるということです。良く言えば想像力をかきたてる。悪く言えば、曖昧であるということになります。
しかし、個人的にはこれは”明確にそうしている”という意図が分かるので、曖昧だと受け取る人は少ないと思っています。
どう捉えるかは人それぞれですが、とりあえず”言葉のない世界”であることだけでも理解しておくといいでじょう。

○ ―→ 道しるべは、そこはかとなく。
ハッキリと分かるわけではありませんが、何となく次に進むべき道や場所が、分かるようにはなっています。
謎解きとまではいわないものの、単調になってしまいがちなこの作品においては、いいアクセントではないでしょうか?

△ ―→ とはいえ、やはり単調かな~と。
ギミックは色々とありますし、その表現力も高いのですが、死ぬこともないですし、そこまでたいしたデメリットもないので、何となく緊張感が薄いのです。
なかにはけっこうドキドキする場面もありますが、例えばチェックポイントまで戻される、みたいなのがあるだけでもさらに緊張感が作れたような気がします。
ま、あくまでゲームではなく映像作品であることを貫いた結果なのかもしれませんね。

△ ―→ オンライン要素は、本当に申し訳程度です。
簡単に言うなら、『デモンズソウル』『ダークソウル』で、他のプレイヤーの行動が白い幻影となって見えるアレ。そんなレベルです。
プレイしていると、突然自分以外のプレイヤーが近くにいます。しかし、言葉のない世界ですし、明確な攻撃や協力といった行動ができるわけでもなく、干渉はほとんどできません。というか、できること自体が限られていますからね。
それでも、多少なりとも助け合うことはできる気がします。自分以外のプレイヤーが○ボタンで反応させたギミックを、自分も利用できるとか。相手に付いていくことで、先に進む道が分かるとか。

簡単にいうと、オンライン要素はなくても全然問題ありません。あれば、ちょっとだけ嬉しいという感じです。




■====== 得点とまとめ ======■ … 75点(100点満点)
広大感。虚無感。言葉のない表現力で、プレイヤーに様々な刺激を与え、想像させてくれる作品です。
ゲームというよりは、”自分が主人公になれる映像作品”といった感じですかね。


正直、評価するのが難しい作品です。
ボリュームはほとんどないですし、ゲーム性もほとんどない。進む道は基本的に決まっていますし、ゲームオーバーの概念もない。1,200円が高く感じてしまうものです。
じゃあ何を楽しむのか?と言われると、ただただ”見て進んで何を感じるか?”を楽しむということです。

言うならば、小説みたいなものですね。小説は文字しかなく、頭の中で自分なりに映像を想像します。
この作品は逆です。映像しかありません。映像を見て、頭の中で映像にあるキーワードや物語を想像するのです。


ま、そんなわけで、何も考えずにアクションで一騎当千したいような人には、オススメできません。
逆に、それこそ小説が好きな人とかだったら楽しめるんじゃないでしょうか?
便利で親切になってきたおかげで、想像の余地が少なくなった昨今のゲーム。それにモヤモヤしているような人は、買ってみて、想像の膨らむ世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

万人向け ← ○●○○○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○●○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○●○○○○○○○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○●○○○○○○ → 達成感重視