こんにちは。
年明けから3カ月にわたって
開講してきたwineloverボルドークラス
その集大成となるレストランでの
マリアージュ講座が、青山『ブノワ』さんで
開催されました。
同店はパリで100年もの歴史を持つ
老舗ビストロのエスプリを受け継いだ
アラン・デュカスのレストラン。
店内に足を踏み入れると……
開放的な非日常空間が広がります。
オリジナルのメニューをご用意いただき……
グラスやカトラリーも揃い……
さっそくイベントのスタートです。
今回ご用意したのは5種の厳選ワインたち。
もちろん、すべてがボルドーのものです。
順にご紹介させていただきますね。
NV Lateyron Cremant de Bordeaux Brut
まずはこちらのクレマン・ド・ボルドーで乾杯。
ラテイロンはボルドーで数少ないレコルタン
として知られており、シャンパーニュの法定
熟成期間をも上回る長期熟成を経てリリース
するというこだわりの造り手。
セミヨン主体で花の蜜のような華やかな
アロマがあり、柔らかなイースト香も存在します。
同店のスターターとしておなじみの
ふっくら香ばしいグジェールと合わせて
楽しむと食欲が更に刺激されます。
Ch. Mont Perat Blanc 2012
お次はロバート・パーカーやジャンシス・ロビンソン
といった世界の評論家から評価を受け世界的に
有名になった、シャトー・モンペラによる白ワイン。
爽快さとふくよかさを持ち併せた、安定の
クオリティーを誇ります。
合わせていただいたのは、パリのブノワでも
定番となっているスペシャリテ、『サーモンの
マリネとジャガイモ グリビッシュソース』です。
ワインのもつ爽やかな柑橘のニュアンスは
サーモンマリネに、併せ持つボリューム感は
ジャガイモのホックりとした食感と味わいに
調和します。
Ch. L'isle Douce 2013
お次のは、天才醸造家として知られる
ステファン・ドゥルノンクール氏がコンサルタントを
務めている有機農法のロゼワイン。淡い色調ながら、
味わいには厚みがあり、心地よく楽しめる
滋味深いワインです。
合わせていただいたのは、イノシシと鴨の
『ジビエのテリーヌ』。野生のお肉×有機的
アプローチのワインといった自然に根差した
マリアージュです。旨みがのった肉は、お酒を
スイスイと進ませ、ワインの仄かなタンニン、
穏やかな果実味に寄り添います。
Ch Malescot St Exupery 2011
メインに合わせた赤ワインは『星の王子さま』の
作家さんとご縁のあるシャトー・マレスコ・サン
デグジュペリ。
正統派メドック格付け3級のワインには、
王道の鴨料理を。ボルドー含む南西地方は
「鴨のコンフィ」が郷土料理として知られて
いますが、今回合わせていただいた
『鴨もも肉の赤ワイン煮込み』は鴨を赤ワインで
しっかり煮込むことで、更なるワインとの調和を
楽しむことができます。
まだ若いヴィンテージなのでデキャンティングを
お願いして、ひらかせながらゆっくりと楽しみ
ましたが……料理とワインそれぞれにボルドー
らしい重厚感を感じることができました。
Carmes de Rieussec 2011
ラストはデセールに合わせて、やはり貴腐ワインの
王様ソーテルヌを。シャトー・リューセックのセカンド
ワイン、『カルム・ド・リューセック』は貴腐ワインらしい、
上品なボトリティス香や濃厚な蜜のようなアロマの
中にも透き通った柑橘の清々しさが感じられます。
こちらに合わせたのは『チーズケーキとシトラスの
ヴァリエーション』。ワインの持つ濃厚な甘味は
チーズケーキのコクに、その甘みを支える繊細な
酸は爽やかなシトラスの風味と同調します。
以上、マリアージュを堪能したあとは……
味わってきた、ボルドーワインの華やかで奥
深い余韻に酔いしれたのでした。
全5回の講座を終え、みなさん仲良くなって、
wineloverの仲間が増えてとても嬉しい。
今回のボルドー講座を通じて、ワインの愉しみを
少しでもみなさまにお伝えできたら嬉しいな^^
して、4月から開催されるスプリング講座の
お申込みも受け付けております。
今回のテーマは人生を豊かにする
「シャンパーニュ」です。
新しいことにチャレンジしたくなるこの季節……
是非ぜひスクールに遊びにいらして
いただけたら嬉しいです☆
http://www.duvin.jp/course/prestage.html
information![メモ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif)
BENOIT
http://www.benoit-tokyo.com/restaurant/