こんにちは。
うららかな休日の午後……
スクールにて、この時期ならではの特別講座
『お花見ロゼワインとお弁当マリアージュ』
を開催しました。
ロゼワインってどうやって造られるのかと
いった醸造の基本から楽しみ方まで……
一日でロゼの魅力を余すことなくお伝えする
特別講座です。
まずはレジュメとパワーポイントを使い
ロゼワインの造り方についてをマスター。
赤ワインに近いセニエ法、白ワインに近い直接圧搾法、
シャンパーニュなどにだけ許されるブレンド法などなど……。
あの美しいピンク色の秘密に迫りました。
そしてロゼワインにピッタリなマリアージュや……
オススメのシーンについてもレクチャー。
その他にもロゼの美しい色調の表現方法や
代表的な産地についてギュッと凝縮して
お伝えしました!
さて、講義の後はお楽しみのお弁当タイム!
今回ご用意したのは、京都の老舗料亭『下鴨茶寮』
さんの行楽弁当です。
フタを開けると……
山菜や、ふき、筍、桜もちなど、旬の食材がたっぷり
詰まった華やかな食材が顔をみせます。
そしてさっそく乾杯!
NV Veuve Clicquot Ponsardin
Rose Label Brut
乾杯は1772年創業の歴史あるシャンパーニュメゾン、
ヴーヴ・クリコのローズラベルで。
ヴーヴクリコはロゼシャンパーニュの販売を
一番最初に開始したメゾンとして知られています。
メゾンを一躍有名にしたマダム・クリコの凛とした
女性像に想いを馳せながら、みずみずしい赤系果実の
アロマを放つ、心地よい泡立ちを堪能しました。
今回ご用意したのはそのほか4種のロゼワイン。
それぞれ産地や使われているブドウが異なります。
2013 Domaine des Hautes Ouches
Rosé d’Anjou
まずはロワールのロゼ・ダンジュを。造り手は
ドメーヌ・デ・オート・ウーシュです。国内消費が
多く、わずか5%しか輸出されないという貴重な1本。
ブドウ品種はグロロー。直接圧搾法による優しい
サーモンピンクの色調と、余韻に残る仄かな
甘味が特徴です。
2014 Domaine Chevrot
Bourgogne Rosé de Pinot Noir "Sakura"
お次はブルゴーニュのロゼ“サクラ”。日本人の奥様が
いらっしゃるドメーヌならではのネーミングです。
桜への憧憬の念をこめて造ったというこちらの
ロゼは、艶やかなチェリーピンク色。口にふくむと
ピノ・ノワールらしいエレガントさと華やかさを感じる
大人っぽい味わいです。
2011 M.Chapoutier
Pay d'Oc Rosé
そしてさらにフランスを南下し……ローヌの名手
M.シャプティエによるペイ・ドック・ロゼを。
シラーやサンソーを使用していますが、色調は
とても淡くやわらかさに満ちています。
口に含むとアセロラやザクロを思わせる果実味が
広がり、余韻に独特の苦みを伴います。
2012 シャトー・メルシャン
アンサンブル ももいろ
そして……我が国のロゼも。今回はシャトーメルシャンを
セレクトしてみました。メルロー主体にマスッカト・ベーリーA
をアッサンブラージュさせた日本ならではの味わい。
メルローのしなやかさに、マスカットベーリーAらしい
ジューシーな果実味が加わり、第一印象はチャーミング。
しかし味わってみると、余韻に心地よい旨みが残り、
奥深みがあります。
同じロゼでも、色調や味わいにこんなにも違いが
あるなんて……意識して比較してみないと
なかなか気が付かないものですよね。
そしてお弁当とのマリアージュですが、
海老や鮭、鶏肉といったピンク色の食材はもちろん、
お出汁の旨みや春野菜の独特の苦みにも、
ロゼワインがキレイに寄り添ってくれ、お料理も
ワインも相乗効果で、より一層おいしくいただくことが
できました。
ロゼワインの魅力を少しでもお伝えできていたら
嬉しいな^^
ご参加くださったみなさまと。
みなさま、ほんのりほっぺたをロゼ色に染まらせながら、
和気あいあいとお弁当とワインを楽しまれていたよう。
ご参加いただき、本当にありがとうございました!
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さて……
4月からはwineloverの春のシャンパーニュ講座が
いよいよスタートいたします!
ベリエ・ジュエのプレステージシャンパーニュ
ベル・エポックを味わったり、恵比寿のシャトー
レストランで合同マリアージュを開催したりと
お楽しみがいっぱい!
よかったらぜひこちらもご参加くださいませ。