こんにちは。
昨年秋の台風18号の影響で損傷を受け
修復のために休業していた「星のや 京都」
今月1日、遂にリニューアルオープンされた
ということで、さっそくお伺いしてきました。
京都駅から目指すは嵐山の渡月橋。
ここの待合でお茶をいただき、寛いでいるうちに、
いよいよ出発の時間です。
のぼっていくと……川沿いになんとも風雅な
「水辺の私邸」をテーマとした施設は
モダニズムと伝統美の融合を追求した
という味わい深い空間。
慌ただしい毎日のリズムから次第に
開放されてゆくのを実感できます。
そして楽しみにしていたお夕食。
こちらのダイニングで料理長を務められている
久保田氏は祇園の老舗料亭のご長男なのだそう。
ご実家で育まれた技術と感性に、フランスや
ロンドンでの修業中に培われたオリジナリティ
が加わることで、他では味わえない「五味自在の
会席料理」が完成されています。
今回はこちらのカウンター席にご案内
いただきました。
乾杯は京都伏見の名酒「稼ぎ頭」で
いるうちに、いよいよお料理の登場です。
今回のお献立は「如月進取」という名の
春の訪れを感じさせてくれる、鮮やかで
滋味深い作品の数々。色彩豊かな鶯豆腐の
先附や、海の春と山の春を表現した向附
「小春仕立て」など、シェフの斬新なプレゼン
テーションにぐっと惹きこまれます。
お吸物まで来たところで……
鯛の形をした器が差し出されました。
フタを開けてみるとお赤飯が……。
翌日のお誕生日を祝してこんな計らいを
星のやさんならではのおもてなしに感動!
NV Bauser Brut Tradition
日本酒のラインナップはもちろん豊富ですが、
ワインもしっかり楽しむことができます。
今回はシャンパーニュをボトルで。
レ・リセイ村にあるレコルタン・マニュピュラン、
ボーセルをセレクトしました。
こちらはピノ・ノワール100%で造るブラン・
ド・ノワール。黒ブドウらしいふくよかさを
持ちつつも、フレッシュで活き活きとした
酸が感じられ、同店の繊細な料理の旨みを
邪魔せず、キレイにひきだしてくれます。
さて、お料理は続きます……
ポンカンを使った、まるで本格フレンチレストラン
で供されるようなデセールまで。
本当に胃袋もココロも大満足のディナー。
シェフの豊かな感性にハッとさせられた
体験でした。
翌朝は朝の4時におき……大徳寺へ
ここで、星のやさんのアクティビティの
ひとつである勤行体験に参加させていただきました。
朝の座禅に参加し、お経をよみながら静謐な
ひとときを過ごします。その後はご住職自らお茶を
早起きして、お寺の凛とした空気に触れ、
気持ちも引き締まり、本当に充実した朝!
お宿に戻ってからはお部屋でゆっくりと
朝食を楽しんだり、新たに誕生したという、
蔵をリノベーションしたサロンでゆったり寛いだり。
お作法を丁寧に解説していただき、日本ならでは
今回、香道で登場する香りのサンプルを
色々と聞かせていただきましたが……
ワインのアロマに共通する香りがあるのも
新たな発見でした。
あっと言う間の滞在でしたが、
スタッフの皆様のサービスも素晴らしく、
本当に癒された時間でした。
温かいおもてなしに感謝。
再開業、本当におめでとうございます。
また季節を変えて伺いたいと思います。
他にも印象的な京都のレストランに
訪問したので、また改めてご紹介します^^
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星のや 京都