おはようございます。
先日、東京ステーションホテル内の
人気イタリアン「エノテカノリーオ」にて……
キャンティ・クラシコの名手であるRocca di
Montegrossiご当主、マルコ・リカーゾリ男爵を
囲むメーカーズディナーが開催されました。
「真のキャンティ・クラシコ造り」をミッションと
している彼が手掛けるワインは、ガイオーレの
テロワールとサンジョベーゼの個性をしっかりと
引き出しながらも、クリアで洗練されたスタイルが
確立されています。複雑味を持ちながらも、
雑味は一切感じさせない、凛としてしなやかな
ワインの数々です！
今回いただいたラインナップはコチラ
Rosato di Toscana 2012
Chianti Classico 2010
Chianti Classico Vignetto San Marcellino 2006
Geremia 2006
Vin Santo del Chianti Classico 2002
サンジョヴェーゼ主体のロザートは艶やかで
美しい色調。爽やかなアセロラやチェリーの
果実味にキレイな酸が重なり、飲み心地は
抜群です。アフターはキリリと引き締まった
辛口で幅広いお料理と楽しめそう。
伝統的なセメント発酵によるキャンティ・
クラシコは果実の凝縮感がしっかりありながらも
決して重さを感じさせず、豊かなミネラルと
なめらかなタンニンが印象的です。
そしてSan Marcellinoはキャンティ・クラシコの
中でも特別な区画で造られたブドウのみを
用い、良いヴィンテージの時のみリリース
されるという貴重なワイン。こちらはプニテッロ
という土着の希少な補助品種を用いており、
サンジョベーゼの魅力が更に巧みに引き出
されていました。
一方、Geremiaはメルロー＆カベルネソーヴィニヨン
というボルドースタイル。とはいえ、のびやかな酸と
ミネラルがこの地区のテロワールをしっかりと感じさせ、
ボルドーとはまた違った表情をみせてくれます。
甘美なタルのニュアンスと、ベルベットのように
なめらかなテクスチャーが印象的！
そして、極上の一杯がこちらのVin Santo
美しい琥珀色を呈した、甘口デザートワイン。
なんとこちら、通常ヴィンサントを造るのに使う
乾燥台を用いず、ネット状の網にブドウの房を
かけて乾燥させ、ブドウの糖度をしっかり高めて
ゆくのだそうです。そうして得られた果汁は
本当に少量で、そこからアルコール発酵して
できる貴重な一本がこちらです。
口にふくむと……アプリコットのような官能的な
甘みが体にすっと染み込んでゆきます。
その凝縮した甘みは、しっかりとした酸味に
支えられて全くしつこさを感じさせないから
素晴らしい！本当に見事なバランスです＾＾
そしてもちろんお料理も堪能！ちなみに
パンにつけていただいたオリーブオイルも
Rocca di Montegrossiの商品です。
前菜盛り合わせ、トリッパの煮込みソースの
手打ちキタッラ、ロマーニャ風カペレッティ、
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み……そして
ドルチェはヴィンサントで風味づけした
クレープシュゼット＾＾
極上のマリア―ジュ体験でした。
とてもフレンドリーなマリオさん。活き活き
とワインの解説をしてくださる姿を拝見して、
ご自身が造るワインへの愛情や誇りに満ち
溢れていることが、より一層しっかりと
information
Rocca di Montegrossi
http://www.vino-e-olio.net/products/wg_rocca.html
エノテカノリーオ（Enoteca NORIO）
千代田区丸の内1-9-1
東京ステーションホテルB1F
03-6269-9582