こんにちは!


先日「世界の白ワインを愉しむ会」の

様子をご紹介させていただきましたが……

さっそく第二弾を開催。


今回のテーマは

「世界のグリワイン」です。

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グリワイン……

あまり聞きなれない方もいるかも

しれませんが、グリgrisとは“灰色”

という意味。


“グレーのワイン”というと、ちょっと

想像するのが難しいのですが……


光の加減によって、淡いイエロー

だったり薄いロゼに近かったり……

色々な表情が垣間見られるような、

奥深く繊細な色調を秘めたワインの

ことです。


今回は、様々な個性を持った、世界の

グリワインを森上ソムリエが選りすぐり、

進藤シェフのお料理と合わせて

ご提案してくださいました。



まずはスペインの美食地帯といわれている

バスクの地酒、チャコリでスタート!


2011 Getariako Txakolina Txomin Etxaniz
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チャコリはフルーティーで繊細な酸味を持つ

この地方ならではの微発泡ワイン。クリスピー

な発泡とミネラリーな旨みが広がる、爽快な

飲み心地をアミューズと共に。

実はこちらのワイン、オンダリビ・ズリという

白ブドウ品種に加え、オンダリビ・ベルツァと

いう黒ブドウ品種も使用しており、それにより、

仄かにグレーッシュな色調を垣間見ることが

できるのです!



お次は今宵のメインとも言える、

日本が誇る甲州ワインを……


2011 Gris de Koshu /Grace wine
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森上ソムリ​エ大絶賛のグレイスワイン
グリド甲州2011年。甲州ブドウはキレイな
藤色をしていて、グリワインを造る品種
としてよく知られています。


そして実は!今回はグレイスワインの

ワインメーカーの三澤彩奈さんもお越し

くださっていて、本人からワインのご紹介を

うかがうことができたのです。



夏野菜のフェタチーズのタルト

ソースタップナードとコリアンドルの香りで
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造り手のお人柄が滲み出たような、甲州

ワインの品がある果実味と活き活きとした

酸味が、フレッシュな夏野菜のナチュラルな

味わいやフェタの酸に呼応します。


なんとこちらのお料理には更なる秘密が。

実は!ソースに、グリーンハーベスト

(よい葡萄を実らせるよう、収量を制限して

摘房すること)で摘み取られたグレイスの

シャルドネがつかわれていたのです!!


まだ若くてすっぱいブドウがソースに代わると

……大人っぽい酸と奥深みをもたらして

くれるから不思議!何とも粋なマリア―ジュ

体験でした。



2009 Klevener de Heiligenstein /Mets
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さて、次は舌のかみそうな(実際にかんで

しまいました)仏アルザスのレア品種、

クレヴネール・ダイリゲンシュタインです。


こちら、アルザスのハイリゲンシュタイン村や

その周辺の指定された区画のみで栽培が

認められており、ゲヴェルツトラミネルとの

関連性が高いとされているアロマティックな

グリ品種。サバニャン・ロゼ(ローズ)と同義

とも言われています。


長崎県穴子のブリック焼き

キュウリと茗荷 粒マスタードの

コンディモンを添えて

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ワインのエキゾチックな甘みと仄かな

スパイス感を香ばしい穴子が受け

止めてくれます。そしてアルザスワイン

ならではのたっぷりのミネラルの

ニュアンスは、胡瓜や茗荷の味わいに

マッチ。夏のエナジーに満ちた活き活き

としたマリア―ジュでした。



2003 Bianco Breg “ANFORA ”Gravner

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そして、またまたマニアックなワインが

グラスに注がれてゆきます……。こちらは

イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア

州のマニアックな造り手、ヨスコ・グラヴナー

による、輝いた琥珀色を呈したワイン。


使用品種はシャルドネ、ソービニヨンブラン、

そしてピノ・グリージョなど。


そしてなんと!これらの品種をアンフォラで

醸し発酵するという、古典的?かつ独創的な

アプローチにより造られているのです。


北海道十勝産の仔牛モモ肉をやさしく

火入れし、リー・ド・ヴォーとのバリエーションで

ジロール茸のフリカッセと共に
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モモ肉は柔らかくて洗練された味わい。

付け合せのジロール茸がアンフォラ熟成

ワインのミステリアスなブーケをより一層

惹き出してくれます。


アンフォラでの熟成により、しっかりとした

骨格とタニックな味わいをもたらされた

ワインは、メインの肉料理でも十分対応

してくれるボリューム感と存在感でした。



lvasia 10yeas Old / Barbeito
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そして、最後はポルトガル!世界の三大

酒精強化ワインの一つであるマディラワインの

登場です。葡萄はマルヴァジア100%。

天然の温室で加熱熟成するカンテイロ方式

で造られ、10年以上もの樽熟成を経ています。



赤い果実のパルフェ 薔薇の薫るジュレ

ピスターシュのグラスを乗せて

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そして最後のデザートは赤い果実の

可愛らしいベリーにピスタチオの

香ばしさが加わった、華やかな一品。


マディラワインのナッティーな香りと

シルクのように滑らかな甘みと共に、

ベリーを含んだジュレと香ばしいグラスが

トロリと口のなかに溶け込んでゆきます……


満腹感と充足感に酔いしれながら

うっとりと愉しんだ至福のマリア―ジュ

でした!



参加してくださったみなさまと
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進藤シェフも加わり、彩奈さんを囲んで。

素敵なひとときをありがとうございました!


晩夏から初秋にかけて、爽快さと奥深みを

併せ持ったグリワインが、活躍しそうです!




≪ご案内≫

ブログのメッセージボードでもお知らせ

していますが、来週の水曜29日に新宿の

JIPというワインバーにてグレイスワインの

白ワインパーティーが行われ、そこで

彩奈さんとの対談をさせていただきます。


前売りチケットは売り切れて

しまったのですが、当日券もございますので

お気軽にワインを飲みにいらしてくださいね。





informationメモ
ジョンティアッシュ

港区白金台5-18-17
ゴールドフォレストビル2F
03-5447-8890