こんばんは!
先日、麻布十番のマンションの
一室にひっそりと構える
「エクアトゥール」を訪れました。
1日1組5名までというプライベート空間は
スタイリッシュで非日常感がただよいます。
今回はワインを持参させていただき、
洗練されたお料理の数々を、美酒とともに
じっくり楽しみました。
カンパイはシャンパーニュで
2000 EGLY OURIET Grand Cru Brut
まずはシャンパーニュ「エグリ・ウーリエ」から
スタート。アンボネイ村に本拠を構える注目の
生産者で、有機的なアプローチや、かのドミニク・
ローランから学んだという樽使いが特徴です。
主要品種はもちろんピノ・ノワール。60ヶ月以上
もの瓶内熟成を経た、ふくよかな果実味の一本。
アミューズに引き続き前菜三品が。
キャビアやオマール海老&車海老、フォアグラに
トリュフ……等など、魅惑的な食材攻め!
とはいえお料理はとても品がよく、いろどりも
美しく……これは女性受け必至。
さて、お次のワインですが、
今回は「ブルゴーニュ」vs「カリフォルニア」という
テーマを設け、各自担当を決めてワインを
持ち寄りました。
ということで、まずはシャルドネ対決から。
2000 Domeine Des Comtes Lafon
ブルゴーニュ白の偉大な生産者コント・ラフォン
のプルミエ・クリュ、「ムルソー シャルム」を。
ヴィンテージはこちらも2000年。グラスを近づ
けると魅惑的で洗練された香が立ち上がり…
まろやかな酸と果実味のバランスも◎。
温度帯が上がってくるにつれ、どんどんと違った
魅力が引き出されてゆくから不思議。
09 LEWIS CELLAS Leserve Chardonnay
NAPA VALLEY
ルイス・セラーズは1992年創業という新しい
ワイナリーにもかかわらず、各メディアで絶大な
評価を得て、大躍進を遂げている造り手。かの
「スタッグス・リープ」で修業を積んだとという
醸造家による希少限定商品がこちらのシャルドネ
なのだとか。カリフォルニアらしい華やかな果実味
に加えて複雑味や奥深さを持ち併せています!
なんと私の名前にちなんで「アズハタ」の
ポワレを準備してくださいました。そんな
細やかなお心遣い、嬉しいですね。
さて、ナイフはラギオールのコレクションから
私は鮮やかなピンクレッドを。この素敵な
今回は柔らかく味わい深いピジョン(鳩)を。
トリュフが刻まれた香り高いソースと共に、
心ゆくまで堪能いたしました。
そして赤ワインもブルゴーニュ→カリフォルニア
と続きます。
06 Domaine Dujac Cros De La Roche
モレ・サン・ドゥニ村の伝説的なドメーヌ、
「デュジャック」のフラッグシップ的な存在である
特級クロ・ド・ラ・ロッシュ。柔らかな果実味を
酸とタンニンがしっかり支えていて、06とはいえ
既に複雑味も生まれています。家禽のお料理×
ブルゴーニュのピノという王道マリアージュ
を存分に満喫しました。
一方こちらはカリフォルニアの「カルトワイン」
とも評される、シースモークセラーズの「TEN」を。
スペクテイター、パーカー2大誌で好評価を獲得し、
サンタバーバラ群の新星として話題をさらった
造り手です。そのなかでもトップグレードを誇る
「TEN」は、雑味や苦味が殆ど感じられず、
濃縮感ある果実味がまっすぐに広がります。
タンニンもシルクのような舌触りで極めて洗練
された造り!
デザートと食後酒
デザートと共にいただいたのは、アンリ・ジロー氏
が提案するラタフィア・ド・シャンパーニュです。
ブランデーを添加し酒精強化したワインを
オーク樽で熟成させるソレラ形式により造られた
極めて希少なワイン。しつこさは全く無く、すっと
体に馴染んでゆくのが分かります。
以上、食べて飲んで食べて呑んで……
もう感無量。
洗練された空間にて、味わい深いお料理と
ワインの数々を堪能した心地よいひととき
でした。
本当にごちそうさまでした!!
information
エクアトゥール
港区南麻布2-2-28
03-6435-4286