おはようございます！
クリスマス＆バレンタインデーを控えた
この季節は、チョコレートの新作発表が
相次ぐ時期。
先日、広尾の山種美術館にて開催
された、JEAN-PAUL HEVIN の
ウィンターコレクションお披露目会に
参加してまいりました！
新作のテーマは・・・キュリオズィテ（好奇心）。
エヴァン氏自らが、今年の作品について
熱く語ってくださる中、新たなJPHの
クリエーションを堪能させていただきました！
まずはクリスマスのビュッシュ3種を試食！
一番左が「ミステリユーズ」という作品
深紅色の覆いで囲われているミステリアス
なビュッシュ。中には抹茶風味のアーモンド
ビスキュイにグリオットのコンフィ、フランボワーズ
のクーリにショコラ レのムース、そしてノワゼット
のダグワーズがひそんでいます。
これらの沢山のエレメンツが決してケンカ
することなく、絶妙な食感と味わいの
ハーモニーをもたらしているのは見事です！
そして中央が「グラン クリュ シャトー JPH」
まるで特級畑(グラン クリュ)のブドウから造ら
れたワインのように、大切に木箱（に見立てた
ショコラBOX）に納められたビュッシュです。
オレンジとジンジャーのピュレがアクセントに
効いていて、ブルゴーニュのワインを連想
させるような、複雑味と奥深さに満ちた味わい。
そして三番目にいただいたのが、なんとも
愛らしい作品「リュディ」
好奇心に満ち溢れた赤鼻のトナカイをモチーフ
にしたビュッシュ。子供の頃の食いしん坊な心を
蘇えらせ、大人をもすっかり魅了してくれます。
カカオのガナッシュ、ノワールのビスキュイ・・・
と、こちらはとにかくショコラづくし。とはいえ、
食感の緩急があるので飽きることなく楽しむ
ことができました。
お口直しは、真珠をイメージしたマカロン、
「ペルル」に……ノワゼットのプラリネを
ショコラでコーティングした「サフィル」
いずれも複数の要素から構成される複雑な
味わい。なのに口中でそれらがすべて
融合して、完成された一つの味となって
ゆくから圧巻です！！
そして、お次はショコラショとボンボショコランの
マリアージュなるものをご提案いただきました。
ワインとお料理のマリアージュ、は日々探究
しているのですが、まさかこんなにあまーい
マリアージュがあったとは！
一番左が「ショコラショ バナーヌ エ ポメロ」
バナナ風味のショコラショ＆ショコラの
組み合わせ。バナナのリッチな香りに加え
仄かに赤唐辛子を効かせているのがポイント。
中央は「ショコラショ マロン エ キュリオズィテ」
こちらは季節感あふれるマロン風味のショコラ
ショ＆ショコラのマリーアージュ。マロンのコクと
風味が口中に満ち溢れ、その優しい味わいに
なんだか癒されます。
最後は「ショコラショ ジャンジャンブル エ タア」
ジンジャーのショコラショに合わせるのは
バニラ風味のショコラ。ピリっと効いた生姜の
香りに、バニラの甘やかな風味が絶妙。
体がポカポカに温まります。
エヴァン氏はショコラショの本も上梓された
とのことで、こちらもとても愉しみです！
以上、JEAN-PAUL HEVINが提案する遊び心に
満ちたクリエーションにより、好奇心が満たされる
と共に、更に刺激させられてしまったのでした。
エヴァン氏は東日本大震災の復興支援も
積極的に行っており、被災地支援のための
ショコラボックスを作って、その売り上げの
全額を義捐金として寄付をされたそう。
世界をリードするクリエイターが、日本を
応援し続けてくれるのは、本当に心強い
……感謝です！！
感慨深い気持ちに浸りながら、美術品のように
展示された素晴らしい作品の数々に魅了され……
アーティスティックな午後を過ごしたのでした。
今冬、JPHが繰り広げる世界から
目が離せません！！
information
JEAN-PAUL HEVIN