こんにちは
先日、念願の新生フレンチレストラン、
「レ フェルヴェソンス」への訪問が
実現しました。
こちら で取材をさせていただいてから
一度しっかり食事に訪れたいと
思っていたのです。
かの大人気店「サイタブリア」のイメージを
一新させ、スタートをきった同店にて、
生江シェフの感性豊かな作品の数々を
五感を使って堪能しました。
まずはウェイティングバーで
オリーヴをつまみつつ、シャンパーニュを。
キャビア・アボカドのムースにアメーラトマトの
スープ。甘味が凝縮されています。
こちらは、シェフが子供の頃にはじめて食べて
感動したという某M社のアップルパイを、シェフ
の感性で再現したもの↓
「こどもの日の思い出~ジ・アップルパイ」
中には鶏肉のラグー、そしてフォアグラが
詰まっています。そのリッチなコクと、生地の
サクサク感が相まって……絶妙!
シャンパーニュの後のワインは
食事にあわせて提案していただける
5種のセットを。まず最初にいただいたのは……
ボルドーのカイユ・ブラン・ド・シャトー・タルボ。
ソーヴィニヨンブランならではのすっきり爽やかな
果実味が広がります。
桜肉をまとっているのは舞茸と宮城県産
の牡蠣。黒大根のピューレと柚子のヴィネグレット
抜群の鮮度の桜肉は臭みが全くなく、旨味
たっぷりで軽やかな味わい。たっぷりの舞茸や
牡蠣が季節感を演出します。
お次にいただいた白はアルザスで人気の造り手
トリンバックのゲヴェルツトラミネル。
ライチやスパイスを思わせる豊かな香りと、その
芳醇な味わいを楽しみます。余韻はすっきり辛口。
お魚料理は鯖。ピンクグレープフルーツの
酸味が利いた爽やかな味わい。
添えられた「生姜のプリン」と一緒にいただくと、
また愉しい味わいに。
08 Domaine Vocoret & Fils Chablis
お次はブルゴーニュはシャブリ地区、
ヴォコレ・エ・フィスのシャブリを。
シャブリらしいキレイな酸とミネラルに
富んだバランスのとれた味わいです。
火に通してじっくりと仕上げたカブに、贅沢に
野菜本来の甘味や旨味を最大限に引き出した
この一品、「ミシェル・ブラス」にて研鑽を積んだ
シェフならではの味わいです。
そしてお口直しはカブの葉とリンゴをスープ仕立て
にしたもの。何ともフレッシュで体が浄化されるよう。
お次は炭火で丁寧に仕上げた熊野地鶏の胸肉。
上質な肉の旨味に、パリッと香ばしい皮の
風味が加わります。
06 Grorges Lignier et Fils
Morey-Saint-Denis
お肉にあわせた赤ワインはやはりブルゴーニュ
ピノ・ノワール。こちらはジョルジュ・リニエの
モレ・サン・ドニです。ピノらしい爽やかさと複雑さ、
上品な酸味が胸肉の旨味をひきたてます。
厳選チーズの盛り合わせに時季のお野菜。
欲張りして両方いただいてしまいました・・・
そして最後のワインは……
ラストは貴腐ワイン。ボルドーはバルサック村
(表記はソーテルヌ)のシャトーカントグリルを
いただきました。アプリコットや黄桃が豊かに香り、
甘味はしっかりしているものの、全くべとつかず
爽やかな後味です。
デザートはイチジクのタルト。ヴァニラアイスが
更に、巨峰をはじめとするブドウのスープ仕立てが。
プティ・フール最後の最後まで手が込んでいて、
アーティスティック。
食する人の五感を満たす、味わい深い
お料理の数々を堪能し、大満足。
シアワセいっぱいのディナーでした。
美味しい食事があるとついついおしゃべり
にも花がさき……女子4人、終電も忘れて
すっかり長居してしまいました!
素敵なひとときをありがとうございました。
information
レ フェルヴェソンス
港区西麻布2-26-1
03-5766-9500