上郷開発にGOサインを出した横浜市都市計画審議会の森地茂議長は、
過去に富士山静岡空港においても自治体の出した過大と言われた需要予測にお墨付きを与えています。
(参考)国交省中部地方整備局長からの意見書
http://www.cbr.mlit.go.jp/kensei/build_town/tochisyuyo/pdf/morichi.pdf

結果はご存知の方も多いかもしれませんが、予測から大きくかけ離れており、
利用者数は半分、収益は6億円の大赤字で税金が投入されている状況です。(平成28年度実績)
(参考)富士山静岡空港の収支の概要
http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/media/1syuushigaiyou28.pdf

先日話題になったハマ弁もそうですが、
実施ありきで一部の人たちへの利益誘導を実現するため、非常に甘い予測を立て、
結果予測とかけ離れた状況となる例は非常に多いです。
(事前の予測に近づけるために、目標が変わったり、事実を歪曲した報告をあげるケースも)

人口減に代表される現代の状況を顧みて、本当にこの開発が必要なのか、
将来にわたって価値、利益を生み出すのはありのままの自然ではなく、住宅・商業施設なのか、
利益誘導のための結果ありきの判断ではなく、客観的な視点で判断する必要があるのではないでしょうか。