先日、紹介しました映画タイトルは・・・
「三本木農業高校、馬術部」でしたが、その中で
ヒロイン香苗の担当した馬の名は、タカラコスモス(通称コスモ)。
プライドが高いうえに気性も荒く、香苗の言うことをまったく聞かない
という設定でしたが、このコスモは
品種改良によって生み出された品種馬・・サラブレッド
です。
最近では、競馬などでもよく聞かれるサラブレッドですが、
今からこのサラブレッドの話をします。
サラブレッドの生産は繁殖牝馬に種付けすることから始まります。
3月から6月までが馬の発情期間
であり、
その間に適当な種牡馬(オス馬です)を種付けするのですが、
種付け料は種牡馬によって違い、
数千万円にも上る人気種牡馬から、
事実上無料の馬(カワイソ~
)もいます。
なお人工授精など人為的な方法による受精は認められておらず、
自然交配でなければサラブレッドとして認められないという
厳格的な一面もあります。
種付け後無事に受胎
(妊娠)し、
その後流産などがなければ翌春には仔馬が誕生する訳ですが、
馬の妊娠期間は人間の妊娠期間より1ヶ月遅く11ヶ月なので、
4月に種付けすれば翌3月の春
には生まれてくるのが普通です。
仔馬は生後まもなく立ち上がり母馬から初乳をもらう。
生後5,6ヶ月で乳離れを迎え、
春に生まれた仔馬は秋には親から引き離される。
さらに2歳になるころには、調教を受け人を乗せることを覚えさせられる。
早いものでは2歳の春頃から競走馬
としてデビューする。
なおこれとは別に最初から馬術競技馬として生産されるサラブレッドもいる。
今では、名門に生まれた人を指してサラブレッドにたとえることがありまして
政界のサラブレッドなどと喩えられますが、
確かにサラブレッドの知名度は世間には浸透していますね。
(日本馬術連盟 フリー百科事典より)