『ライオンのおやつ』で大好きになった作家「小川糸」さん✨
先日図書館に行くと,小川糸の棚にこの本が♫
ずっと気になっていた『ツバキ文具店』(運命だ〜🤣)
舞台は、鎌倉。主人公雨宮鳩子。ニックネームは「ポッポちゃん」
ツバキ文具店の店主にして、江戸時代から続くとされる代筆屋の十一代目。
代筆屋には、さまざまな内容の依頼が舞い込む。
ラブレター、絶縁状,天国からの手紙‥‥。
溢れる思いがあるのに自分では書けない依頼人に代わって、その思いの一つ一つに寄り添って手紙を書くポッポちゃん。
それだけでもすごいと思うのだが、彼女のこだわりは、先ず字体!人柄や内容に合う字体を探す✨
(そして、これが一番難しい)
更に、便箋や封筒、使う道具、切手にまでもの心を配る。
手紙って、文字って、こんなにすごいものだったんだなあ✨
出来上がった手書きの手紙を読む度に、「すごいなあ✨」と感動を覚える
夏から秋、冬から春へと移り行く季節の過ごし方も、心地良い。
小川糸さんの作品は、どれもそうだ!
丁寧な日々の暮らしが、そこにある。
私よりずっと若いのに、この知識と感性✨
登場人物も上手く絡んで、人に対する愛おしさが感じられる作品だ
きっと誰もが心打たれるのは、後半の主要人物モリカゲさんのこの言葉だろう。
「後悔しないなんてありえないんです。失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに残っているものを大事にすればいい。誰かにおんぶしてもらったなら、今度は誰かをおんぶしてあげればいい」
休日のひととき、この本を手に取ってみませんか?
TV化もされていたんですね!
でも,本で出会えて、良かったかな(^^)