「本屋さんのダイアナ」,好きでした♫
さて,今回の『BUTTER』。
不思議なタイトル⁈ 表紙も⁉️
と,読み始めたものの,「うーん,深い!」
女性が社会で働いていく上で求められる不自由な言説とそれに振り回されている女性たちの現実に頷き。
獄中にいる「カジマナ」と彼女の言動に振り回されていく週刊誌記者の里佳の心理描写に苦しくなる。
この事件に限らず人の人生を狂わす人たちには,他人をコントロールする能力があるのかもしれない。
すごいところに挑戦する作家だな!と感動を覚える✨
そして,タイトルのバター🧈の意味を知る。
『自分の適量を知る』ことの大切さ!
作中に出てくる数々の料理といい,複雑な味の,美味しい小説✨
しっかり噛み締めて読みたくなる作品なので,読み終えるのにいつもより時間がかかったが、いろんな人に読んでもらいたい一冊だ。