半落ち
横山秀夫さん原作
寺尾聰さん主演
アカデミー賞では 寺尾さんが 最優秀主演男優賞を受賞してます。
確かに…と思えました。
原作は未読です。
たぶん 原作とはちょっとちがうのだろうけど
とてもよかったです。
思いテーマで 重厚な作品です。
それにともなって
出演している 俳優さんたちも 重厚な方たちばかりで
重みがあった。
寺尾さん演じる 梶さんの 無言の表情が
すごくよかったです。
とくに 警察が 「完落ちした」といったあとの
何とも言えない 微笑のような表情。
弁護士との接見のあとの表情。
セリフではなく かなり 表情での演技が すごかったです。
色々な場面での セリフが重かった。
特に印象に残っているのが
田山涼成さん演じる事務官と 井原さん演じる佐瀬さんとの
やりとり。
ほんとにそうだよなぁ・・・という現場の切実さを物語ってた。
ああいったけど でも 事務官をやめなかった彼は
立派な事務官なんだろうなぁ・・・
映画は 決まった時間があるから
きっと 原作では もっと 細かな内容で
事件の空白の２日間が 語られたんだろうなぁとおもうと
ちょっと 残念。
裁判シーンの 最後の 主文。
最初しか語られなかったけど
執行猶予が付かなかった理由も
言葉として 聞きたかったなぁ・・・
若かりし頃の 高橋一生さんが出演していて
びっくりでした。
若い
の一言でした。
寺尾さんと恭平さん
昔昔の 大都会Ⅲ 思い出しちゃったよ
あのときも 寺尾さんは 刑事だったなぁ・・・・
恭平さんは チンピラだったか？若いヤンキーっぽかった記憶が・・・
そういえば 映画の中では
骨髄移植は ５０歳までって言ってたけど
今は ５５歳まで。
少しでも ドナーになれる確率が高くなってるのは
良いことですね。
ちなみに 私にも まだ お声はかかりません。