もう一年以上前になるのですが、容子さんと温泉に行きたいねと話をしていたのです。
と言うことで、今回は兵庫県の城崎温泉に一泊で行ってきました。
城崎温泉というと、志賀直哉の小説「城の崎にて」で有名ですよね。
その昔、読んだような気がしますが、内容はほとんど覚えていませんが。



    


大阪から城崎に行くには、特急「こうのとり」で行く方法と、特急「はまかぜ」で行く方法のふた通りがあるのですよ。
「こうのとり」は福知山線を通って、福知山から城崎に行きます。
「はまかぜ」は神戸線を姫路まで行って、播但線を通って城崎へ。
ルートは違いますが、距離がほとんど一緒なので運賃は同じで、時間もあまり変わりません。

 

 

    


    


今回は、姫路を経由する「はまかぜ」で行くことにしました。
鉄分があまりない私でも、この車両はジーゼル車だと分かりましたよ。
正午過ぎに大阪駅を出発して、城崎温泉駅には3時過ぎに到着です。
駅舎前の広場には、たくさん観光客がいました。
海外からのお客さんも多いようですね。

    

    

    

    

今晩泊まるお宿の「古まん」さんは、温泉街の一番奥にあるようです。
その間にはたくさんの外湯もあります。
ということで歩き始めたのですが、写真を撮りながら寄り道もしたものですから、駅からお宿まで1時間以上かかってしまいました。

 

    

 

    

 

    

 

    


温泉街の真ん中に大谿川が流ていて、その間に橋が何本も架かっており、両脇に外湯やお宿、お店が並んでいるのですよ。
それらが全てに風情があって、とってもゆったりとした気分にさせてくれます。
途中には、「城崎文芸館」があって、志賀直哉をはじめ城崎温泉と文学との関わりを紹介していました。


        
 

    
     
    

    

    


    

やっと今晩泊まるお宿「古まん」さんに到着です。
昔ながらの木造のお宿でした。
仲居さんにお部屋に案内されて、浴衣などの説明を受けます。
浴衣はもちろん女性用ですよ。

本来なら、ここから男性に戻って外湯めぐりをするところでしょうが、それは無粋というもの。
それに浴衣は女性用しか借りてないしね。

    

と言うことで、最初から貸切温泉を予約しておりました。
無色透明の温泉ですが、じわ〜と体が温もってくるのが分かります。
やっぱり温泉はいいですね。
そう、温泉での入浴シーンの写真、1枚ぐらいあってもいいかなとみなさん考えますよね。
ほんとうは、湯煙の向こうにうっすらと人影が見えてると言うような写真を撮りたかったのですが、どうも上手く撮れませんでした。
そういう訳で、脚だけの写真を載せさせていただきますね。

    


夕食はお宿の食堂でね。
この季節のカニ尽くしは、さすがに手が出ませんでしたが、今回はカニ懐石です。
これでもけっこう豪華でとっても美味しかったのですよ。
容子さんと色いろおしゃべりしながら、2時間以上かけていただきました。

 

 

    

 

    


女性は温泉に入浴後はすっぴんで過ごすというのが大多数のようですね。
それならばと、大胆にもすっぴんで過ごしてみたのですよ。
夜だし、明るすぎる照明でなかったら、気にならないかなと楽観的な考えでね。
    

    

これでもまだ8時半過ぎです。
それで、夜の温泉街を散策してみようと二人で外に出かけてみました。
今回泊まったお宿には冬場に外に出る人のための防寒着が用意されていいます。
これを着ていると、あまり寒くないのよね。

 

    

 

    


途中で容子さんがネットで素敵なChot Berを見つけてくれました。
少し横に入った路地に面した建物の地下に、そのお店はひっそりとありました。
ハットがお似合いの年配のマスターが一人でされているようです。

 

    

 

    


七つの外湯の名前がついたカクテルをいただきました。
たぶん、「まんだら湯」と「御所の湯」と言う名前だったかな。

 

    


先客に若い女性が一人でカウンターに座ってられたのですが、その方も含めてマスターと4人で少しおしゃべり。
東京オリンピック、大阪万博の新旧の違いについてのお話をしたような。
帰りがけには、オーストラリアからの年配のご夫婦が入ってこられました。
その奥さまに、先ほどの「まんだら湯」のカクテルをお勧めしたら、喜んでいただけたようです。

 

    

 


気がつけば10時半をまわっています。
やはり外はだいぶ冷え込んできており、急いで宿に戻りました。

次回は、翌日に行った「出石(いずし)」でのことを書きますね。