先日の6月23日に、三陸での第1期の社会起業プランコンペが大船渡コモンズで開催されました。
ちなみに、SEEDx 地域未来塾 三陸の拠点である大船渡コモンズは、津波の被害が大きかった大船渡市の元中心地に建設された仮設商店街の一角にあります。
スナック(?)「ゆり」さんの上、2階の手前の部屋が大船渡コモンズです。

震災前であれば "駅前" にあたる区域ですが、駅舎も含むほとんどの建物が津波で全壊・流出してしまったために、仮設商店街の周辺はほとんどが更地になっています。カーナビを付けて車で走行していると、「踏切付近です。ご注意下さい。」などと言われますが、線路の跡が残っているだけで、現在は電車も走っておらず、踏切も設置されてはいません。



でも、更地の中でも徐々にプレハブやビニールハウスの店舗が増え始め、大船渡の復興に向けた地元の人々の気合が感じられる地区に、大船渡コモンズはあります。

そんな大船渡コモンズで開催された第1回目の社会起業プランコンペでは、書類審査を通過した5組の社会起業家候補たちが、審査委員の先生たちに向かって "三陸の創造的な復興" に向けた事業プランを熱い思いとともにプレゼンしてくれました。


審査委員会は、地元メディア、NPO、行政、市民活動など、さまざまなジャンルからお集まりいただいた4名で構成されているのですが、どの方も三陸の復興については熱い思いを抱いていらっしゃっており、厳しいながらも暖かい目線で、提案された5つの社会起業プランについて協議していらっしゃいました。

5組とも甲乙つけがたい内容だったので、審査会議ではどの先生も悩みに悩まれていましたが、最終的に今期は4つの社会起業プランを採択することが決定!
採択された社会起業プランの概要については、近日中にこのブログやFacebookでお知らせしていく予定です。また、SEEDx 地域未来塾の塾生(インターン生)募集に興味のある方は、プランの内容を個別にお知らせすることができますので、お気軽に事務局(03-5843-6722)にお問い合わせ下さい。
大船渡を中心にした三陸の復興に向けて、SEEDx 地域未来塾 三陸では今後も地域を良くする種を皆さんに撒いていただけるコミュニティ作りに力を入れていきます。
SEEDx 地域未来塾 三陸の今後に、どうかご期待ください!
さて…どんなプランが集まるんだろう…、どんな起業家の卵たちが集まるんだろう…と、ドキドキしながら眠れない夜を過ごした東京事務局のスタッフは、初回コンペが無事終わってホッと胸をなでおろし、大船渡銘菓「かもめの玉子」をお土産に買って帰京したのでした…。

「かもめの玉子」には、季節限定商品や、金箔がのった「金のたまご」など、いろいろな商品バリエーションがあるんですよー! また、立ち寄った直営店舗さんでは、お土産用の箱モノ以外にも洋菓子や生菓子も販売されていて、地元の方が生どら焼きを買いに来ていたりしました。

コンペの開催報告と合わせて、大船渡の地元ネタについてちょっと書いてみました! ではまたー。